朝ドラ『ブギウギ』“トップコンビ”蒼井優&翼和希の信頼関係 橘の切ない想いが胸に響く

『ブギウギ』橘の切ない想いが胸に響く

 NHK連続テレビ小説『ブギウギ』で、梅丸少女歌劇団(USK)の大和(蒼井優)やスズ子(趣里)たちは、楽団員の解雇や賃金削減に踏み切った本社を相手に、ついにストライキを決行。一方、ストライキは「お客様に最悪の現実を見せてしまうこと」だと考える橘(翼和希)は、最後まで大和を止めようとしていた。これまで同期の大和と橘は、USKのトップコンビとして親しい間柄で、お互いに支え合って苦難を乗り越えてきたが、ストライキを前に考え方に隔たりができてしまった。

 スズ子にとって大和は、初めてUSKの舞台を見た時からの、憧れの存在の娘役トップスターで、橘は入団した時の教育係として、厳しいながらもUSKの大切さを教えてくれた、なくてはならない男役トップスターだ。穏やかな口調で助言をくれる大和と、後輩には怖い存在であり続ける橘。全くタイプの違う2人だが、USKが単独公演をできるようになる前から、ステージでコンビとして輝いていた大和と橘は、多くを口にせずとも、誰よりもお互いのことを理解しているように見える。

 梅丸愛が非常に強く、お客様に最高のステージを披露しようという想いを常に胸に抱いている大和と橘。両親からUSKに入団することを反対され、家出同然で東京から大阪にやって来た大和は、自分の居場所はUSKしかないと思っており、仲間の誰一人としていなくなってほしくないと強く願っている。それゆえに、大和はストライキに踏み切ってでも、仲間を守ろうと必死なのだ。

 そんな大和が「誰よりも梅丸愛に溢れている」と称する橘は、お客様が自分たちのショーを観られなくなることを一番恐れており、どんなに仲のいい大和であっても、ストライキを敢行することには同意できない。さらに、橘は大和がストライキを敢行すれば、彼女がUSKから解雇されてしまうかもしれないことも恐れている。

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「コラム」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる