『君たちはどう生きるか』英語版声優発表 木村拓哉演じる勝一はクリスチャン・ベールに
宮﨑駿監督によるスタジオジブリ最新作『君たちはどう生きるか』の英語版声優を務めるキャスト陣が発表された。
本作は、宮﨑監督にとって10年ぶりとなる長編新作映画。監督が少年時代に手にした、吉野源三郎による小説のタイトルを冠した本作の主人公は、母親を火事で亡くし、父親の勝一と共に田舎の「青鷺屋敷」へ引っ越してきた11歳の眞人。人間に姿を変えられる不思議な青サギに導かれ、生と死が一体となった世界に迷い込んでいくさまが描かれる。
本作を北米で配給するGKIDS Filmsによると、英語版の声優キャストは以下となっている。(※1)
- 牧勝一:クリスチャン・ベール
- インコ大王:デイヴ・バウティスタ
- 夏子:ジェンマ・チャン
- 老ペリカン:ウィレム・デフォー
- ヒミ:福原かれん
- 大伯父:マーク・ハミル
- 青サギ・サギ男:ロバート・パティンソン
- キリコ:フローレンス・ピュー
- 眞人:ルカ・パドヴァン
- インコ:マムドゥ・アチー、トニー・レヴォロリ、ダン・スティーヴンス
なお、英語版の吹き替えは、全米映画俳優組合(SAG-AFTRA)のストライキが進行中のため、同組合の外国語吹き替え契約に従って行われたとのこと。『君たちはどう生きるか』は、9月7日に第48回トロント国際映画祭でプレミア上映された。
『Variety』の映画評論家であるピーター・デブルージは本作を、「ギリシャ神話の冥界の裏世界を宮﨑監督が東洋風にアレンジした壮大な旅」とレビュー。「宮﨑監督は、伝統的な三幕構成ではなく自身の想像力に従っているため、観客は物語が次にどこへ向かうのか予想できない」と評している。(※2)
日本語版の声優陣は、山時聡真が眞人役、菅田将暉が青サギ・サギ男役、柴咲コウがキリコ役、あいみょんがヒミ役、木村佳乃が夏子役、木村拓哉が勝一役、國村隼がインコ大王役、小林薫が老ペリカン役、火野正平が大伯父役、滝沢カレンがワラワラ役、大竹しのぶが老婆のあいこ役、竹下景子がいずみ役、風吹ジュンがうたこ役、阿川佐和子がえりこ役をそれぞれ担当している。
『君たちはどう生きるか』は、米国で11月22日に特別先行試写会が開催された後、12月8日より日本語版・英語版ともに劇場公開予定。
参照
※1. https://gkids.com/films/the-boy-and-the-heron/
※2. https://variety.com/2023/film/news/hayao-miyazaki-the-boy-and-the-heron-robert-pattinson-florence-pugh-1235758367/
■公開情報
『君たちはどう生きるか』
全国公開中
出演:山時聡真(眞人)、菅田将暉(青サギ ・ サギ男)、柴咲コウ(キリコ)、あいみょん(ヒミ)、木村佳乃(夏子)、木村拓哉(勝一)、大竹しのぶ(あいこ)、竹下景子(いずみ)、風吹ジュン(うたこ)、阿川佐和子(えりこ)、滝沢カレン(ワラワラ)、國村隼(インコ大王)、小林薫(老ペリカン)、火野正平(大伯父)
原作・脚本・監督:宮﨑駿
主題歌:米津玄師「地球儀」
製作:スタジオジブリ
配給:東宝
©2023 Studio Ghibli