草彅剛、『ミッドナイトスワン』公開3周年を迎え観客に感謝　「僕にとっても大きな作品」

　映画『ミッドナイトスワン』公開3周年記念舞台挨拶付き上映が9月25日に東京・TOHOシネマズ 日比谷にて行われ、主演を務めた草彅剛が登壇した。

　2020年9月25日の公開から丸3年を迎えた『ミッドナイトスワン』。本作は、草彅が第44回日本アカデミー賞最優秀主演男優賞を受賞した記念すべき作品だ。

　にこやかに登場した草彅は、『ミッドナイトスワン』が4年目に突入したことを受けて、「すごいですよね、みなさんのおかげです！　ありがとうございます！」と声を弾ませ、「1年前の舞台挨拶を……」と言い間違うと、司会者からツッコミ、会場からは大きな笑い声があがった。

　草彅は「そうそう3年前だ（笑）。そこで『#草彅剛代表作』とかもう見切り発車で言ってみたんですよ、そしたら本当になっちゃって！」と当時を回顧。「やっぱり言霊というか、言ってみるもんですよね」と喜びをあらわにした。

　今回のハッシュタグについて司会者から振られると、「#まだまだ追いスワン」を提案。「まだまだ観てない方ってたくさんいらっしゃると思うので、『まだまだ追いスワン』ってハッシュタグしてくれると、たぶん観てくれる方が増えるのでは」と期待を寄せた。

　また草彅は客席に向けて、「はじめての方いないですよね!?」と呼びかけ、挙手した観客に向けて「よかったですか？　ありがとうございます！」「すごく僕のファンの方って感じなんですが、はじめてなんですね（笑）」とコメント。「同じつよぽんマインドを感じるんで」と笑いを誘った。

　草彅は改めて「本当に愛すべき作品です」と話しつつ、「僕の力だけじゃないんで、他の影響力が大きくて」と謙虚に語り、「一果ちゃんも大きくなったんじゃないですかね」と一果役の服部樹咲に思いを馳せる一幕も。服部からもらったフレンチブルドッグの人形をいまでも飾っていることを明かし、「会いたいですよね」と吐露。「一果ちゃんとか監督とか、周りの方が考えてくださったので、僕の力というか、本当に周りの方に支えられて。新しい地図を広げてまもなくの頃の映画だったので、みんなが盛り上げてくれたおかげで演じきれた。僕にとっても本当に大きな作品になって嬉しい限り」と感慨深げに語った。

　また、3年のロングラン上映について、草彅は「やってたんですね～（笑）」と語りつつも、「まだ公開しているということで意識的に、熱い気持ちを込められるので。みんなでまだまだ盛り上げていきたいですね」と語った。また、9月27日から12月27日までの期間、TOHOシネマズ 日比谷で鑑賞すると、『ミッドナイトスワン』のオリジナルポストカードがもらえるという情報に、草彅が「じゃあ今日来た方には!?」とツッコミ。「ごめんね！」と会場に伝えながら「僕も来るよ」と言葉をかけていた。