『死霊館のシスター 呪いの秘密』北米No.1　DC映画『ブルービートル』が思わぬ健闘

　また、第4位はヒンディー語のアクションスリラー映画『Jawan（英題）』。8月31日に北米で公開され、週末の3日間では619万、公開日を含む4日間では756万ドルを記録した。813館と中規模の公開ながら、（新作の競合が少ないとはいえ）ランキングの上位にきっちり入ってくるあたり、インド映画の北米人気を感じさせる。

　主演は『PATHAAN／パターン』（2023年）が日本公開中のシャー・ルク・カーン。復讐心に燃える男が、自分の過去を乗り越えるべく、人々を苦しめてきた巨悪と対決する物語だ。旅の中で女性刑事と出会った主人公は、過去に追い詰められながら、武器と知性をもって戦いに挑む……。

　そのほか、ランキングの5位以下は前週とほぼ同じ顔ぶれと順序となった。注目は第6位のDC映画『Blue Beetle（原題）』で、北米興収は『シャザム！～神々の怒り～』（2023年）を抜いて6370万ドルとなった。世界興収は1億1400万ドル、スーパーヒーローの初登場作品＆単独映画、しかもストライキの影響を受けた中では大健闘というほかない。

北米映画興行ランキング（9月8日〜9月10日）

1.『死霊館のシスター 呪いの秘密』（初登場）
3260万ドル／3728館／累計3260万ドル／1週／ワーナー

2.『イコライザー THE FINAL』（↓前週1位）
1210万ドル（-65%）／3965館（変動なし）／累計6186万ドル／2週／ソニー

3.『My Big Fat Greek Wedding 3（原題）』（初登場）
1000万ドル／3650館／累計1000万ドル／1週／Focus Features

4.『Jawan（英題）』（初登場）
619万ドル／813館／累計756万ドル／1週／Yash Raj Films USA Inc.

5.『バービー』（↓前週2位）
590万ドル（-42.2%）／3281館（-305館）／累計6億2047万ドル／8週／ワーナー

6.『Blue Beetle（原題）』（↓前週3位）
377万ドル（-46.9%）／2786館（-530館）／累計6370万ドル／4週／ワーナー

7.『グランツーリスモ』（↓前週4位）
337万ドル（-48.9%）／2765館（-1091館）／累計3568万ドル／3週／ソニー

8.『Oppenheimer（原題）』（↓前週5位）
300万ドル（-47.9%）／2091館（-452館）／累計3億1513万ドル／8週／ユニバーサル

9.『ミュータント・タートルズ：ミュータント・パニック！』（↓前週6位）
260万ドル（-44.3%）／2500館（-455館）／累計1億1132万ドル／6週／パラマウント

10.『Bottoms（原題）』（↓前週7位）
205万ドル（-32.7%）／1265館（+550館）／累計761万ドル／3週／Orion Pictures

（※Box Office Mojo調べ。データは9月11日未明時点の速報値であり、最終確定値とは誤差が生じることがあります）

参照

https://www.boxofficemojo.com/weekend/2023W36/
https://deadline.com/2023/09/box-office-the-nun-2-1235540397/
https://variety.com/2023/film/news/box-office-nun-2-beats-equalizer-3-1235719159/
https://www.hollywoodreporter.com/movies/movie-news/nun-ii-box-office-my-big-fat-greek-wedding-1235586187/

■公開情報
『死霊館のシスター 呪いの秘密』
10月13日（金）公開
監督：マイケル・チャベス
製作：ジェームズ・ワン
出演：タイッサ・ファーミガほか
配給：ワーナー・ブラザース映画
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公式サイト：shiryoukan-himitsu.jp