実写版『ONE PIECE』麦わらの一味を演じるキャスト陣に注目! ブレイク必至の新鋭揃い

実写版麦わらの一味はブレイク必至の新鋭揃い

 いよいよNetflix実写版『ONE PIECE』が配信される。尾田栄一郎による世界的人気漫画を原作とした本作は、予告編の段階からファンの期待が高まり、原作者である尾田も絶賛を送っているため、配信を待ちわびている人も多いだろう。日本からはロロノア・ゾロ役で新田真剣佑が参戦しているが、ほかのキャストについては、日本での知名度はまだ低いのではないだろうか。しかし彼らの経歴を見てみると、実力は保証済みの頼もしい面々であることがわかる。今回は、本作で国際的にブレイクすることになるであろう「麦わらの一味」キャストについて紹介していきたい。

最年少にしてキャリアの長さNo.1 ルフィ役のイニャキ・ゴドイ

 実写版『ONE PIECE』で主人公モンキー・D・ルフィを演じるのは、メキシコ出身のイニャキ・ゴドイ。2003年生まれの彼は、子供向け演劇スクールに所属し、数々の舞台に出演してきた。2016年にメキシコのテレビシリーズ『Blue Demon(原題)』でテレビデビューすると、2016年から2017年にかけてはテレビシリーズ『La querida del Centauro(原題)』にレギュラーとして出演。その後はコンスタントにテレビシリーズや映画に出演し、2021年から2022年にかけてはNetflixシリーズ『そしてサラは殺された』で準レギュラーのブルーノ役を務めた。また2022年には、やはりNetflixシリーズ『インパーフェクト』で主要キャラクターのフアン・ルイス役を演じている。今回のメインキャストのなかでは最もキャリアが長く、これまでの活躍を見るとルフィ役ヘの抜擢も納得できる。

 キャリアだけでなく、本人の人柄もルフィのような元気いっぱいの若者らしく、ほかのキャストやスタッフから「ルフィそのもの」と言われるほどのはまり役のようだ。原作者の尾田栄一郎も、ゴドイについて「ルフィを演じるのは彼以外考えられない」と太鼓判を押している。彼自身もまた「できるだけ長くルフィを演じたい」と語るなど、この役に愛着を持っているようだ。

『フィアー・ストリート』のエミリー・ラッドがナミ役に

 「麦わらの一味」の航海士であるナミを演じるのは、Netflix映画『フィアー・ストリート』3部作への出演でも知られるエミリー・ラッドだ。ミネソタ州出身の彼女は、ミュージックビデオなどへの出演からキャリアをスタートさせた。2020年にはリメイク版『ダイナスティ』に出演し、その後『フィアー・ストリートPart2/1978』(2021年)で物語の鍵を握るシンディ・バーマン役を演じた。シンディは、悲劇の街シャディサイドの呪縛から逃れるため、真面目に暮らそうとしていた。そんな彼女は世話係としてサマーキャンプにやってくるが、そこで悲劇が起きてしまう。シンディは、かつて仲の良かった世話係仲間や妹とともに魔女の呪いを断ち切ろうと奮闘するが……。ここでラッドが見せた演技は大人っぽい印象で、いわゆる典型的な“ファイナル・ガール”だ。彼女は同シリーズ3作目『フィアー・ストリートPart3/1666』では17世紀のシャディサイドに生きたアビゲイルという女性も演じている。

 ラッドは『ONE PIECE』への出演が決まる以前から日本の漫画やアニメの大ファンで、プライベートでも何度か来日しているほどだ。そんな彼女はナミ役を勝ち取るためにさまざまな努力をしたという。海外メディアのインタビューで彼女は「『ONE PIECE』の実写版が制作されると聞いて、3年間、半ば公然の秘密でロビーイングをしました」と語っている。「髪を赤く染めてナミのようにカットしたり、宙返りやバク転をするビデオを投稿したり。誰かに私がナミのようだと気づいてほしくて、できる限りの努力をしました」。そしてオーディションに合格したときのことを「『やった! 信じられない! 私はどの世界線にいるの? こんなにラッキーなことってある?』とクレイジーな感じでした。夢の仕事を手に入れることができたんです」と振り返っている。(※1)そんな彼女が大きな愛を持って演じるナミに期待がかかる。

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「海外ドラマシーン分析」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる