小田茜、宮藤官九郎作『季節のない街』で14年ぶり女優復帰 「演じる喜びを再確認できた」

小田茜、『季節のない街』で女優復帰

 8月9日よりディズニープラス「スター」にて独占配信されるドラマシリーズ『季節のない街』で、小田茜が14年ぶりに女優復帰する。

 本作は、宮藤官九郎が長年温めてきた企画で、山本周五郎の小説『季節のない街』を映像化したもの。黒澤明監督によって『どですかでん』のタイトルで映画化され、1970年に公開されたことでも知られる原作小説をベースに、本作では、舞台となる「街」を、12年前に起きた“ナニ”の災害を経て、建てられた仮設住宅のある「街」へ置き換え、現代の物語として再構築。希望を失いこの「街」にやってきた主人公が、「街」の住人たちの姿に希望をみつけ、人生を再生していく青春群像エンターテインメントとして描く。

 わずか11歳で、第4回全日本国民的美少女コンテストでグランプリを獲得し、ドラマ『いちご白書』(テレビ朝日系)や『ピュア・ラブ』(MBS・TBS系)に出演した小田。2010年以降、育児に専念するため一時芸能界から離れていたが、2022年より徐々に芸能活動を再開させ、本作で2009年に出演したドラマ『水戸黄門』(TBS系)以来、14年ぶりに女優復帰する。また、宮藤作品には、2003年の『ぼくの魔法使い』(日本テレビ系)以来の出演となる。

 小田が演じるのは、ある日、突然姿を現し、ゴージャスなサングラスとコートを身にまとう美女・かなえ。街の住人から羨望の眼差しを向けられる彼女は、三浦透子演じるかつ子の母親。母子家庭で、“ナニ”の災害後この仮設住宅に母娘ふたりで暮らしていたが、お金持ちの再婚相手をみつけるとかつ子を叔母夫婦に預け、この街から出て行ってしまったのだった。

 あわせて公開された場面写真では、街には似つかわしくないゴージャスなサングラスとコートとハイヒールを身にまとう現在のかなえの姿や、叔母夫婦に見守られながら娘のかつ子(三浦透子)の前に現れる場面が切り取られている。

 小田は、久しぶりのドラマ撮影について 「宮藤さんとは、2003年のドラマ以来で、今回、再びお芝居をする機会をいただき、感謝と共に、久々のドラマ撮影という事で、程よい緊張感の中、あっという間の撮影でした。私が演じるカナエの心境を呑み込むのに時間はかかりましたが、演じる喜びを再確認できた時間でもありました」とコメント。さらにファンに向けて「これを機にお芝居にも積極的に取り組んでいきたいと思います。女優小田茜は、今後も良い意味で皆さまの期待を裏切りながら成長していきます。どうぞお楽しみに」とコメントを寄せた。

 なお、小田は第7話「がんもどき」に登場する。

小田茜(かなえ役)コメント

宮藤さんとは、2003年のドラマ以来で、今回、再びお芝居をする機会をいただき、感謝と共に、久々のドラマ撮影という事で、程よい緊張感の中、あっという間の撮影でした。私が演じるカナエの心境を呑み込むのに時間はかかりましたが、演じる喜びを再確認できた時間でもありました。これを機にお芝居にも積極的に取り組んでいきたいと思います。女優小田茜は、今後も良い意味で皆さまの期待を裏切りながら成長していきます。どうぞお楽しみに。

■配信情報
『季節のない街』
ディズニープラス「スター」にて、8月9日(水)より全10話一挙独占配信
出演:池松壮亮、仲野太賀、渡辺大知、三浦透子、濱田岳、増子直純、荒川良々、MEGUMI、高橋メアリージュン、又吉直樹、前田敦子、塚地武雅、YOUNG DAIS、大沢一菜、奥野瑛太、佐津川愛美、坂井真紀、片桐はいり、広岡由里子、LiLiCo、藤井隆、鶴見辰吾、ベンガル、岩松了
原作:山本周五郎『季節のない街』
企画・脚本:宮藤官九郎  
監督:宮藤官九郎、横浜聡子、渡辺直樹 
音楽:大友良英
撮影:近藤龍人
美術:三ツ松けいこ
照明:尾下栄治
編集:宮島竜治、山田佑介
録音:山本タカアキ
衣裳:伊賀大介、立花文乃
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