フランス初のサメ映画『シャーク・ド・フランス』8月11日公開決定 ポスター&予告編も
「カリテ・ファンタスティック!シネマコレクション 2023」のシークレット作品として上映されたフランス初のサメ映画『Year of the Shark(英題)』が、『シャーク・ド・フランス』の邦題で8月11日より新宿シネマカリテほかにて全国順次公開されることが決定。あわあせて予告編が公開された。
前作の『テディ』が、第73回カンヌ国際映画祭のオフィシャルセレクションに選出され、日本では第12回マイ・フレンチ・フィルム・フェスティバルで初披露されたフランス人の双子監督ルドヴィック&ゾラン・ブケルマが監督を務めた本作は、サメ映画の金字塔『ジョーズ』にオマージュを捧げたサメ映画。監督は、「もう一度原点(の『ジョーズ』)に立ち返ろう」と脚本を書き上げ、早期退職を間近に控えた海上警察官を主人公にしながらも、現代的な風刺を効かせた、オフビートでスタイリッシュなコメディ映画として作り上げた。
主人公マジャを演じるのは、『私は確信する』『ヴィーガンズ・ハム』『私はモーリーン・カーニー 正義を殺すのは誰?』、さらに第53回東京国際映画祭でグランプリを受賞した『ザ・ビースト(英題)』のマリナ・フォイス。もともとは劇団でコメディエンヌとして活躍していた彼女の本領が本作で発揮され、異常なまでにサメ退治にのめり込む海上警察官を演じた。
公開された予告編は、引退を間近に控えた海上警察官の主人公マジャが、観光地で賑わう海にサメが現れたことで、ビーチを封鎖しようと上司に提案するシーンから始まる。しかし、「寝ぼけたことを言うな あり得ない」「引退が近いから幻を見たのだろう」「『ジョーズ』の見すぎだ」と、周りの人たちから言われ、誰も彼女の言うことは信じない。観光客で賑わうビーチに、サメの影は刻一刻と近づいてくる。そして、恐れていた事件が発生してしまう。責任感の強いマジャは、最初で最後のサメ退治を決意する。
あわせて公開された日本版ポスターは、青と黄色を貴重とした本国版からデザインを一新。フランス国旗をイメージするトリコロールカラーが用いられており、記念すべきフランス“初”のサメ映画であることを表現している。さらに、本作に登場する個性豊かなさまざまなキャラクターたちが点在している。
■公開情報
『シャーク・ド・フランス』
8月11日(金・祝)より、新宿シネマカリテほか全国順次公開
監督・脚本:ルドヴィック・ブケルマ、ゾラン・ブケルマ
撮影:ダヴィ・カイエ
美術:ジェレミー・デュシエ
音楽:アモリ―・シャポティ
特殊効果:パスカル・モリーナ
出演:マリナ・フォイス、カド・メラッド、ジャン=パスカル・サディ、クリスティーヌ・ゴーティエ
配給:アンプラグド
2022年/フランス/87分/カラー/ビスタ/5.1ch/原題:L'Année du requin/英題:Year of the Shark/G/日本語字幕:白鳥美雪
©BAXTER FILMS - LES FILMS VELVET - FRANCE 3 CINÉMA - 2022