堺雅人が“日曜日”に帰ってきた! 『VIVANT』でも名台詞は生まれるか

堺雅人、『VIVANT』でも名台詞誕生か

 TBS日曜劇場に堺雅人が帰ってくる。7月16日放送開始となる『VIVANT』(TBS系)では、『半沢直樹』シリーズ(TBS系)同様に主演を務める堺と福澤克雄による演出というタッグが見られる上、本作は演出のみならず原作も福澤が手掛ける完全オリジナルストーリーだ。豪華俳優陣の出演も続々発表され期待は膨らむ一方、ストーリーもそれぞれが演じる役どころについてもまだ明かされてはいない。

 しかし、公開されている場面写真やダイジェスト映像によると、モンゴルと島根県が撮影スポットに選ばれており、堺がモンゴルの砂漠をスーツ姿で彷徨うかのような壮大な光景が映し出されている。異国の地でも徹底してスーツ姿を貫くその様子や、場面写真に映り込んだ建物から鑑みるに、本作でも堺が演じるのは銀行員役の可能性がありそうだ。

 バンカーといえばやはり忘れられないのは、社会現象を巻き起こした『半沢直樹』の半沢役だろう。銀行に見放され自殺に追い込まれてしまった父親の無念を晴らすべく、自らが“銀行を変える”という強い信念を持ち銀行員となった半沢が、行内で横行する不正や上層部による裏切り、派閥争いを乗り越え、宿敵との直接対決と仕返しを遂げていく。勧善懲悪で毎話スカッとする痛快な逆転劇が病みつきになり、「やられたらやり返す、倍返しだ!」に代表されるような名台詞や名シーンが次々に飛び出した。

 さらに、最終話放送直前までは見逃し配信も一切なし(最終話放送1週間前でようやく全話一挙配信開始という仕掛け)、リアルタイム放送とダイジェスト版のみの放送で、日曜夜にお茶の間の家族みんなを見事テレビの前に引っ張り出すことに成功した。視聴者がTwitterで突っ込まずにはいられなくなるような“半沢歌舞伎”と言われるほどの顔芸のオンパレード、名言を毎話散りばめることで、SNSでは常にトレンド入り、最終回は視聴率40%超えを叩き出す。そんなミラクルな展開まで含めた壮大な“半沢劇場”に、気づけば我々も担ぎ出されてしまっている国民的ヒット作品だった。

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