巨匠の演出の“秘密”に迫る『ヒッチコックの映画術』9月公開決定 予告編&ポスターも
アルフレッド・ヒッチコックの秘密に迫るドキュメンタリー映画『My Name Is Alfred Hitchcock(原題)』が、『ヒッチコックの映画術』の邦題で9月29日に公開されることが決定。あわせて予告編とポスタービジュアルが公開された。
イギリス生まれのヒッチコックは、サイレント映画時代からヒットメイカーとして君臨。イギリス映画界からハリウッドへ渡ってからも、監督作の『レベッカ』が第13回アカデミー賞で作品賞を受賞するなど、輝かしいフィルモグラフィを積み上げてきた。未完成に終わった幻の監督デビュー作『Number 13』の監督デビューから100年、ヒッチコック作品は今なお映画を愛する者たちを魅了し続けている。本作では「本人」が自身の監督作の裏側を紐解くスタイルで、その“面白さの秘密”を解き明かしていく。膨大なフィルモグラフィと過去の貴重な発言を再考察し、観客を遊び心と驚きに富んだヒッチコックの演出魔法の世界へと誘う。監督と脚本を務めたのは、『ストーリー・オブ・フィルム』シリーズのマーク・カズンズ。
また本作では、『快楽の園』『下宿人』『ダウンヒル』『リング』『農夫の妻』『シャンパーニュ』『マンクスマン』などイギリス時代のサイレント作品から、『恐喝(ゆすり)』『ジュノーと孔雀』『殺人!』『リッチ・アンド・ストレンジ』『第十七番』『ウィンナー・ワルツ』『暗殺者の家』『三十九夜』『サボタージュ』『第3逃亡者』『バルカン超特急』『巌窟の野獣』などイギリス時代のトーキー作品、そして『レベッカ』『海外特派員』『スミス夫妻』『断崖』『逃走迷路』『疑惑の影』『救命艇』『白い恐怖』『汚名』『パラダイン夫人の恋』『ロープ』『山羊座のもとに』『舞台恐怖症』『見知らぬ乗客』『私は告白する』『ダイヤルMを廻せ!』『裏窓』『泥棒成金』『ハリーの災難』『知りすぎていた男』『間違えられた男』『めまい』『北北西に進路を取れ』『サイコ』『鳥』『マーニー』『引き裂かれたカーテン』『トパーズ』『フレンジー』『ファミリー・プロット』などアメリカ時代の作品、一部監督を務めたTV映画『Memory of the Camps』が引用されている。
あわせて公開された予告編では、「映画の秘密、教えます。」のキャッチコピーとともに、ヒッチコック本人がナビゲートする形で、遊び心と驚きに満ちた映画作りの裏側を垣間見ることができる。
■公開情報
『ヒッチコックの映画術』
9月29日(金)より、新宿武蔵野館、YEBISU GARDEN CINEMA、角川シネマ有楽町ほか全国公開
監督:マーク・カズンズ
配給:シンカ
2022年/イギリス/英語/120分/カラー/1:1.78/5.1ch/原題: My Name Is Alfred Hitchcock/字幕翻訳: 小森亜貴子
©Hitchcock Ltd 2022
公式サイト:https://synca.jp/hitchcock
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