『らんまん』神木隆之介の“本気”の姿が伝播していく “別の道”を歩む寿恵子の切ない表情も

『らんまん』神木隆之介の“本気”が伝播

『らんまん』伊礼彼方が明かす“ヤバ藤”反響の喜びと役作り 「初めて本当の恋をした設定に」

万太郎(神木隆之介)と寿恵子(浜辺美波)の思いが一歩ずつ近づいている『らんまん』(NHK)東京編。しかし、そんな二人を惑わす(?…

 一方、寿恵子は高藤(伊礼彼方)の家でクララ(アナンダ・ジェイコブズ)の指導のもと、ダンスレッスンに励んでいた。寿恵子は元々クララに魅せられ、舞踏練習会に参加することを承諾したが、そこには高藤に染め上げられていく自分がいた。「発足式が楽しみじゃ。早う、あなたと私を見せつけたか」と傲慢な本性を露わにする高藤に手を重ねる寿恵子(ガンガン迫って来る高藤を、浜辺美波は“ヤバ藤”と呼んでいたとのこと)。高藤と妻・弥江(梅舟惟永)は政略結婚で結ばれ、少なくとも高藤からへの愛情はない。弥江がすれ違い様に寿恵子にぶつける「今更」にこめられた嫉妬……ともまた違う渦巻く感情、威圧感は凄まじい。

 寿恵子は馬車で根津への帰路についていた。馬車は庶民が脇に寄った道を豪快に走っていく。道に座り込んだ一人の男性に馬車は急停車。聞き覚えのある声に寿恵子は窓の外を見る。万太郎だ。そこには相も変わらず、草花に夢中になる彼の姿があった。秘書の鹿島(金剛地武志)に「みすぼらしい人」と万太郎を馬鹿にされ、咄嗟に否定する寿恵子だったが、膝に置いた手を握りしめる仕草は、自分が彼とは別の道を走っていることに気づいてしまったかのようだ。

■放送情報
NHK連続テレビ小説『らんまん』【全130回(全26週)】
総合:午前8:00〜8:15、(再放送)12:45〜13:00
BSプレミアム・BS4K:7:30〜7:45、(再放送)11:00 〜11:15
出演:神木隆之介、浜辺美波、志尊淳、佐久間由衣、広末涼子、松坂慶子ほか
作:長田育恵
語り:宮﨑あおい
音楽:阿部海太郎
主題歌:あいみょん
制作統括:松川博敬
プロデューサー:板垣麻衣子、浅沼利信、藤原敬久
演出:渡邊良雄、津田温子、深川貴志ほか
写真提供=NHK

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