目黒蓮、『トリリオンゲーム』ビビッドな主人公をどう演じる? 共通点は“天性の人たらし”

 7月期のTBS金曜ドラマ『トリリオンゲーム』にて、Snow Manの目黒蓮が連続ドラマ単独初主演を務めることに期待が寄せられている。

 原作は『ビッグコミックスペリオール』(小学館)で連載中のスタートアップをテーマにした疾走感あふれる作品。目黒演じる主人公・ハルが、高校時代に出会ったまじめで不器用なエンジニアのガク(佐野勇斗)とタッグを組み、ゼロから起業。1兆ドル(トリリオンダラー)を稼ぎ、この世のすべてを手に入れようと成り上がる爽快なストーリーだ。

 目黒が演じるハルは“世界一のワガママ男”と紹介されているキャラクター。高いコミュニケーション能力で老若男女あらゆる人からモテる天性の人たらしという役どころだ。特にそのことが表れているのが、原作第1話における就職活動の最終面接のシーン。ハルは、履歴書に「言語を全部話せる」とはったりを書きツッコまれるのだが、それっぽい言葉を話して、面接官を笑わせる強心臓っぷりを見せる。そこで萎縮するのではなく、状況を見極めて相手の懐に入るところこそハルの魅力なのだ。

 そんなハルにキャスティングされた目黒は、本作への出演が解禁された際に「自分自身と真逆のキャラクターなので、自分がどれだけ演じられるのか不安もありますが、ワクワクしています」とコメント。

 しかし、プロデューサーの松本明子は目黒のことを「圧倒的な存在感と溢れ出る魅力は、あらゆる人の心を掴み仲間を増やしていく“天性の人たらし”ハルそのもの」とオファー理由を明かしている。

Snow Man 目黒蓮、連ドラ単独初主演『トリリオンゲーム』7月より放送 佐野勇斗とタッグ

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 そんな目黒の人たらしぶりを象徴するのが、映画『月の満ち欠け』のときに見られた俳優の大先輩・大泉洋とのやりとりだろう。同作の公開記念イベントや、第46回日本アカデミー賞の授賞式に厚底履を履いて登場した身長185センチの目黒。これに対して身長178センチの大泉が「俺と出るときに厚底を履くなって」とツッコむのが、映画の宣伝期間という短い期間に恒例の流れとなっていた。また、そうツッコまれた時に言葉で対応するというよりも、くしゃっとした笑顔でいたずらそうに笑う目黒の対応力もちょうどよい。このようなあざといコミュニケーションをできる目黒は、松本プロデューサーが言うように“天性の人たらし”と言っても過言ではないように思える。

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