GRスープラからフィエロまで 『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』で活躍したクルマ

『ワイスピ』第9作で活躍したクルマたち

 派手なカーアクションで有名な『ワイルド・スピード』は、10作目の公開を5月19日に控える人気シリーズだ。同シリーズは、登場するクルマも重要な役割を果たしている。今回は『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』に登場するモデルを一部ご紹介。

ドム(ヴィン・ディーゼル)のダッジ・チャージャー

 主人公ドム(ヴィン・ディーゼル)の愛車として知られているのが、ダッジ・チャージャー。メインとなっているのは第一世代のクルマ。同車は、1960年代後半から70年代にかけてアメリカで流行った“マッスルカー”と呼ばれるハイパワー車の一つとして人気を誇った。大排気量のV8エンジンは強大なパワーを誇り、数々のモータースポーツで活躍。作中のエディンバラでのカーチェイスシーンでは、フロントにあったエンジンを車体中央に配置したミッドシップレイアウトに改造したモデルが印象に残るはず。『ワイルド・スピード』以外にも、スティーヴ・マックイーン主演映画『ブリット』で、マスタングと派手なカーチェイスをするシーンにも登場する。同じダッジブランドでは、2019年に発売されたヘルキャット・レッドアイの800馬力近い最高出力が話題になったが、アクセルを11分踏み続けると燃料タンクが空になるという。

ジェイコブ(ジョン・シナ)のマスタングGT350(2015年式)

 
 
 
 
 
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 劇中でダッジ・チャージャーとカーチェイスを繰り広げるのは、ジェイコブ(ジョン・シナ)の乗ったフォード・マスタングGT350。マスタング自体は、1964年に初代が発表された。日本では十分大柄なボディだが、本国ではコンパクトスポーツカーとして大ヒット。そのスポーツ性能をより高めるべく、当時レーシングドライバーであったキャロル・シェルビーが興したチューニングメーカー「シェルビー・アメリカン」の手によるものがシェルビー・マスタングGT350。また、マスタングは他の映画にもよく登場し、『最高の人生の見つけ方』では初代のものが、『ニード・フォー・スピード』では2014年式のものが活躍している。

復活を遂げたハン(サン・カン)のGRスープラ

 
 
 
 
 
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 『ワイルド・スピード』シリーズで、ブライアン(ポール・ウォーカー)が乗り継いできたのがトヨタのスープラ。『ジェットブレイク』では『ワイルド・スピード EURO MISSION』以来の登場となったハン(サン・カン)が操るクルマとして再登場する。スープラは、トヨタがセリカの派生モデル(海外向け)として1978年から2002年にかけて生産。その後ブランクを経て、2019年に復活。トヨタとBMWの共同開発が話題になった。なお、右ハンドルの日本仕様車でもウィンカーの位置が左に付いてる。

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