『放課後アングラーライフ』十味が初演技の思い出語る 城定秀夫監督も見どころアピール

十味、初演技の思い出を語る

 現在公開中の映画『放課後アングラーライフ』の舞台挨拶が、4月29日にところざわサクラタウンにて行われた。

 本作は、釣りを通して友情をはぐくむ女子高生たちの日々を綴り、第26回スニーカー大賞優秀賞を受賞した井上かえる著『女子高生の放課後アングラーライフ』(KADOKAWA刊)を映画化したもの。脚本・監督を『恋のいばら』『銀平町シネマブルース』の城定秀夫監督が務めた。

 主人公の追川めざし役を務めたのは、本作が演技初挑戦となる、アイドルグループ#2i2の十味。共演に、デビュー1年目にして雑誌の表紙やドラマなどでも活動するまるぴのほか、ミュージシャンとしても活動する森ふた葉、城定監督の青春映画『アルプススタンドのはしの方』に出演した平井珠生、宇野祥平、西村知美、藤田朋子、中山忍らが名を連ねた。

 公開初日となる4月29日に行われた舞台挨拶には、主演の十味と、共演のまるぴ、森、平井、そして城定監督が登壇した。十味は、自身の役について「私に似ている、内気で、外にあまり出ない生活をおくっているような女の子なので演じやすかったですが、台詞が『はい』『うん』と短いものが多く、その言葉だけで心情を表すのは難しかったです。大変でしたが、めざしの気持ちはよくわかるので一生懸命演じました」と語った。

 椎羅役のまるぴは、本作の特徴である釣りのシーンに挑むにあたり、「撮影前に釣り指導の方と練習をする機会をいただきました。4人で本当に楽しく練習ができて、そのいい雰囲気のまま撮影初日を迎えられました。十味さんはその練習中に釣りにハマって、お昼休みにもずっと釣りをしていましたね!」と、撮影前から和気藹々とした雰囲気だったことを振り返った。

 クール系女子の凪役を演じた森は、同世代のキャストたちとの共演について、「撮影の合間にみんなで楽しくご飯をたべたり、アイドル活動をしている十味さんに、どういうダンスをしてるの?と聞いてみたり、とにかくずっと楽しく過ごしていました! 撮影中はすごく寒い日もありましたが、みんなで体をさすり合ったり、寒すぎて笑っちゃったり、頑張ろうね!と声をかけあったりして乗り切りました!」と撮影時の思い出を語った。

 明里役の平井は、本作での城定監督との印象的なエピソードを聞かれると、「『アルプススタンドのはしの方』は夏の終わりに撮影をしていたせいで、脚を虫に刺されてしまって、それから一年経った今回の撮影でもまた脚を蚊に食われてしまいました(笑)。それを見た監督に、「珠生ちゃんまた脚がズタズタだね」と言われたのが一番印象的な話です」と答え、監督から「一年中蚊に刺されてない?」と振られると、「今は綺麗です!」とツッコみ、会場の笑いを誘った。

 本作の見どころについて城定監督は、「ここにいる4人の頑張りがそのまま映っているので楽しみにしてほしいです。他にも中山忍さんや西村知美さんたちも出演して、新旧アイドルが集合した映画になっています。共演者たちにも注目してください」とコメント。最後に十味が、「初めての映画、初めての演技ですごく緊張しましたが、頑張ったことは本当です! めざしやアングラ女子会の生活に触れて、みなさんも映画を観て一緒に青春を過ごしてもらえたら嬉しいです!」と締め、舞台挨拶は終了した。

■公開情報
『放課後アングラーライフ』
EJアニメシアター新宿ほかにて公開中
出演:十味(#2i2)、まるぴ、森ふた葉、平井珠生、宇野祥平、西村知美、カトウシンスケ、三遊亭遊子、藤田朋子、中山忍
監督・脚本:城定秀夫
原作:井上かえる『女子高生の放課後アングラーライフ』(KADOKAWA刊)
製作:菊池剛、栗原忠慶
企画:工藤大丈、金井隆治
エグゼクティブスーパーバイザー:井上伸一郎
プロデューサー:小林剛、宮内智史、久保和明
音楽:林魏堂
撮影:渡邊雅紀
照明:藤井隆二
録音:松島匡
主題歌:#ババババンビ「ミカンセイ」
制作プロダクション:レオーネ
配給:マーメイドフィルム
配給協力:コピアポア・フィルム
製作:KADOKAWA、ハピネットファントム・スタジオ
製作協力:ゼロイチファミリア
©2023「放課後アングラーライフ」製作委員会
公式サイト:anglerlife.jp
公式Twitter:@houkago_angura

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