『アルプスの少女ハイジ』が18禁に!? スイス映画『マッド・ハイジ』7月14日公開決定
スイス初のエクスプロイテーション映画『Mad Heidi(原題)』が、『マッド・ハイジ』の邦題で7月14日より全国公開されることが決定。あわせて、予告編とポスタービジュアルが公開された。
幾度となく映像化されてきたヨハンナ・シュピリの児童書『アルプスの少女ハイジ』。スイスが誇る名作を、同国出身の監督とプロデューサーがB級エログロバイオレンスバージョンにアレンジした、“スイス映画史上初のエクスプロイテーション映画”が誕生した。
チーズ製造会社のワンマン社長にしてスイス大統領でもある強欲なマイリは、自社製品以外のすべてのチーズを禁止する法律を制定。スイス全土を掌握し、恐怖の独裁者として君臨した。それから20年後。アルプスに暮らす年頃のハイジだったが、恋人のペーターが禁制のヤギのチーズを闇で売りさばき、見せしめにハイジの眼前で処刑されてしまう。さらに唯一の身寄りであるおじいさんまでもマイリの手下に山小屋ごと包囲されて爆死。愛するペーターと家族を失ったハイジは、邪悪な独裁者を血祭りにあげ、母国を開放することができるのか。
独裁者マイリを演じたのは、『スターシップ・トゥルーパーズ』の主人公ジョニー・リコ役で知られるキャス パー・ヴァン・ディーン。『グラディエーター』『パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた 海賊たち』のデヴィッド・スコフィールドが“アルムおんじ”ことハイジのおじいさんに扮した。
公開された予告編では、ハイジとスイスの素晴らしさが次々と映し出され、年頃になったハイジと、その恋人であり、ややチャラい黒人男性・ヤギ飼いのペーターが紹介される。ハイジの恋人であるペーターは闇チーズディーラーであることがバレてしまい、軍司令官のクノールの手により見せしめとしてハイジの目の前で処刑される。悲しみに暮れるハイジは復讐を胸に誓い、刀や槍を使い猛特訓を重ね、めきめきと力をつけていく。過激な暴力描写から『アルプスの少女ハイジ』なのにR-18+という年齢制限がかけられており、予告編においても自主規制が施されている。実際の本編は字幕版のみの上映となるが、予告編は字幕版と吹替版が制作された。なお、吹替版の予告編では、人気声優の内田真礼がハイジ役を演じている。
あわせて公開されたポスターは、『アルプスの少女ハイジ』らしいスイスの美しい山々やたくさんのチーズが描かれる一方、『アルプスの少女ハイジ』とは程遠い要素で構成。甲冑をまとい返り血を浴びたハイジたちの姿が描かれている。
また、4月22日より劇場窓口及びメイジャーにて前売券が発売される。前売り特典として、『マッド・ハイジ』ロゴ入りオリジナル缶バッジが数量限定でプレゼントされる。
■公開情報
『マッド・ハイジ』
7月14日(金)ヒューマントラストシネマ渋谷、新宿武蔵野館、池袋シネマ・ロサほか全国公開
監督:ヨハネス・ハートマン、サンドロ・クロプシュタイン
出演:アリス・ルーシー、マックス・ルドリンガー、キャスパー・ヴァン・ディーン、デヴィッド・スコフィールド、アルマル・G・佐藤
配給:ハーク
2022/スイス/92分/スコープサイズ/5.1chデジタル/英題:Mad Heidi//S・D・P/R-18+
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