『ひとりぼっち』相葉雅紀が語る、“石井ファミリー”の現場 「大きな財産になりました」
全てのことに言える「一期一会」
――『ひとりぼっち ―人と人をつなぐ愛の物語―』は「人は1人では生きていけない」というメッセージが込められた作品ですが、相葉さん自身が「縁が繋がっている」と感じた瞬間があれば教えてください。
相葉:「一期一会」。全てのことに言えると思います。僕はその時々の出会いというものを大切にしていますね。一度通り過ぎたら、もうその出会いはないだろうと思いながらやっています。ですから今回、石井ファミリーの皆さんに出会えたのも、すごく大きな財産になりました。
――この作品をどういう人に観てほしいですか?
相葉:地元から東京に出てきて新生活を始めた人もたくさんいるでしょうし、孤独を感じている方もいると思います。このような世の中だからこそ、大学に行けなかったり、学校生活も楽しめなかったり、「1人ぼっちだな」と感じる人もいると思います。そういう若い方にも、何かを感じてもらえるような作品になっているのではないかと思います。
――石井ファミリーの現場はとても温かいとのことですが、どのような雰囲気でしたか?
相葉:本当に明るくて、誰も「1人ぼっち」でいることはありませんでしたね。撮影のスタジオでも隣に座っている人と話したりと、居心地の良い現場でした。温かかったなと思います。
――ムードメーカーはいましたか?
相葉:みんなが石井先生のところに集まってくるという意味では、石井先生がムードメーカーなのではないかと思います。
――脚本を読んでおにぎり専門店「たちばな」が素敵なお店だなと思ったのですが、相葉さんは「たちばな」というお店について、どのように感じられましたか?
相葉:“おにぎり屋さん”というものは僕の身近にはなかったのですが、おにぎりも魅力的だし、人がおにぎりを握る温かさも、とても伝わりました。何よりも、「たちばな」は「血の繋がりはないけれど、絆がどんどん生まれていく」というパワースポットのような場所でしたね。実際にあるなら通いたいなと思わせてくれる場所ですし、「たちばな」で出会うような人たちがいたら人生が豊かになるかと思います。
――坂本さんがおにぎりを握る手さばきが上手だと聞きましたが、相葉さんは実際にご覧になられましたか?
相葉:もちろん見させていただきました。すごいですね。流れるような手さばきでした。1個1個握って海苔を巻くのかなと思ったら、(おにぎりを作るための)ケースがあるんですね。それに詰めるので、おにぎりを握らないとおっしゃっていましたが、そういう技術もあるのだなと改めて感心していました。(「たちばな」でのシーンは)おにぎりを食べたくなると思いますよ。
――相葉さん自身はどのシーンが好きでしたか?
相葉:僕は、最後に(坂本)冬美さん(坂本冬美)と一路(真輝)さんが歌っているシーンが好きですね。あんなに近くで生歌を堪能させていただき、スペシャルな気分になりました。そこも見どころの一つだと思います。
■放送情報
『ひとりぼっち ―人と人をつなぐ愛の物語―』
TBS系にて、4月9日(日)21:00~22:48放送
出演:相葉雅紀、上戸彩、仲野太賀、えなりかずき、角野卓造、中田喜子、野村真美、藤田朋子、小林綾子、船越英一郎、坂本冬美、 一路真輝
作:山本むつみ
演出:清弘誠
プロデューサー:石井ふく子
製作著作:TBS
©︎TBS
公式Twitter:@hitoribotchitbs