『アイスクリームフィーバー』に南琴奈が出演　「渋谷ファッションウイーク」コラボ映像も

　7月14日に公開される吉岡里帆主演映画『アイスクリームフィーバー』に南琴奈が出演することが発表され、あわせて「渋谷ファッションウイーク」とのコラボレーション映像が公開された。

　アートディレクター千原徹也の初監督作となる本作は、10代〜30代の4人の女性たちの“想い”と“人生”が交錯するラブストーリー。監督の千原は「映画制作をデザインする」と題し、長年の夢だった「映画を作ること」をアートディレクターの視点から構築し、従来の映画製作のやり方に囚われない手法で企画立案した。原作は、川上未映子の短編集『愛の夢とか』（講談社）内収録の『アイスクリーム熱』。川上の小説、初の映画化作品となる。

　アイスクリーム屋のアルバイト、常田菜摘役で吉岡が主演を務め、アイスクリーム屋の常連客の作家・橋本佐保役をモトーラ世理奈、菜摘のアルバイトの後輩・桑島貴子役を水曜日のカンパネラのボーカル・詩羽、アイスクリーム屋の近所の銭湯に通う、仕事が生きがいの高嶋優役を松本まりかがそれぞれ演じる。

　Netflixシリーズ『舞妓さんちのまかないさん』でドラマ初出演を果たした南は、本作が映画デビューとなる。南が演じるのは、高嶋優の姪で15歳の中学3年生の高嶋美和。母親を事故で亡くした美和は、家を出ていった父親を探すため、夏休みを利用して叔母の優を頼って上京する。優は突然の姪の訪問に戸惑うが、美和の父親探しに協力するため、ふたりは共同生活を始めることになる。南は「千原さんの空気感がすごく安心できて暖かい現場だったのでクランクインから緊張や不安はなく、ワクワクした気持ちしかありませんでした。アイスクリームから衣装、背景など細部に至るまでこだわりが沢山詰まっていて、可愛くてとっても素敵な映像になっています。千原さんの初監督作品に出演させて頂けて本当に嬉しいです。わたしも公開が待ち遠しいです！」とコメントしている。

　また、渋谷の街からファッションとアートを発信するイベント「渋谷ファッションウイーク」と本作のコラボレーションが実現。「ENCOUNTER “コロナ禍の約3年を経て圧倒的に失われた人・コト・モノとの『出合い』を紡ぎ出す”」のコンセプトのもと、『アイスクリームフィーバー』のアナザーストーリームービーが公開された。

　キャストは、『アイスクリームフィーバー』にも出演する詩羽と南。監督は本作と同じく千原が務めた。映画の本編では、出会わない設定の貴子と美和が渋谷で出会う様子が映し出されている。千原監督は「渋谷ファッションウィークで、詩羽（水曜日のカンパネラ）さんとご一緒するのは2回目になります。僕が監督する映画『アイスクリームフィーバー』にもメインキャストとして登場しているので、映画のアナザーストーリーと、ファッションを掛け合わせれないかなと思いました。この動画はSFWのテーマをベースに制作しながら、映画の中には出てこない映画のスペシャル映像にもなっています。ぜひそこを頭に入れて楽しんでみてください」とコメントした。

『アイスクリームフィーバー』×「渋谷ファッションウイーク」静止画

■公開情報
『アイスクリームフィーバー』
7月14日（金）より、TOHOシネマズ 日比谷、渋谷シネクイントほかにて全国ロードショー
出演：吉岡里帆、モトーラ世理奈、詩羽（水曜日のカンパネラ）、南琴奈、片桐はいり、松本まりか
監督：千原徹也
原案：川上未映子『アイスクリーム熱』（『愛の夢とか』講談社刊収録）
エグゼクティブプロデューサー：千原徹也、山本正典、木滝和幸
プロデューサー：勝俣円、塚原元彦
宣伝プロデューサー：小口心平
脚本：清水匡
音楽：田中知之
撮影：今城純
主題歌：吉澤嘉代子「氷菓子」
制作：れもんらいふ
制作協力：DASH、doors
配給：パルコ
©2023「アイスクリームフィーバー」製作委員会
映画公式サイト：icecreamfever-movie.com