山田裕貴×間宮祥太朗×岡山天音が語る、『BLUE GIANT』の“リアルさ”とキャラへの想い
大の上京シーンと重なる、18歳の山田裕貴の上京
ーーご自身の人生やキャリアを振り返って、大の物語と重なる部分はありますか?
山田:まさに上京したときですね。18歳のころだったので、大とほぼ一緒です。
ーー本作も上京のシーンから始まりますが、描写にリアリティはありましたか?
山田:ありましたね。本当に圧倒されるというか、当時も「うわーっ!」て思いました。僕は初めて家族全員に長文のメールで感謝の気持ちを綴りながらGReeeeNの「遥か」を聴いて、泣きすぎてしまって。近くに赤ちゃんとお母さんがいたのに、その赤ちゃんは全く泣いてないから、恥ずかしくて。
間宮:赤ちゃん泣いてないのに。
岡山:マジで大みたいですよね。大のエピソードとしてもありそうです。
ーー最後に、本作の魅力を改めてお聞かせください。特にどういう人に観てほしいと思っていますか?
岡山:僕は、『BLUE GIANT』を知らない人、またジャズや音楽そのものに興味がない人に観てほしいなと思います。僕もそのまま自分自身と同じというわけではないですが、玉田含め、それぞれのキャラクターに深く共感するところがありました。性別や年齢、職業問わず共振する部分があると思うので、そういう人たちが『BLUE GIANT』に触れたら面白い現象が起きると思っています。
ーーまさしく原作未読の人でも感動する作品だと思います。山田さんはどうですか?
山田:いつも『BLUE GIANT』の宣伝をさせてもらうとき、「夢を持った、熱く突っ走る少年たち」みたいな紹介の仕方をするんです。でも、僕はこの作品って実はそれだけではなく、全ての人に刺さる“生き様”のようなものを見させられている気がしています。それが音楽の力であったり、大や雪祈、玉田とかいろんな人間がいて、そこで起こるドラマが刺さるお話だと思います。(本作を)観たら必ずすごいことになる、ただそれだけかなと思っています。
ーー間宮さんはどうでしょうか?
間宮:そうですね……。“退屈な人”かな。それこそ最近コロナもあったから、鬱屈としたものを抱える人が増えたじゃないですか。しかも音楽や演劇って“不要不急のもの”って言われてしまって。もちろん、こうした文化的な活動って不要不急ではあるんだけど、不要不急じゃないものを楽しむのが人間でしょう、みたいなことを考えていました。本作でもライブをするわけですが、ライブって生命にかかわることではない。でも、とてつもない生命力を感じますよね。なので、いま生命力が足りていない人、そんな人に観てほしいですね。
山田:とにかく、観てほしい、絶対に刺さるから、ということを伝えたいです。
■公開情報
『BLUE GIANT』
全国公開中
出演:山田裕貴、間宮祥太朗、岡山天音ほか
原作:石塚真一『BLUE GIANT』(小学館『ビッグコミック』連載)
監督:立川譲
音楽:上原ひろみ
演奏:馬場智章(サックス)、上原ひろみ(ピアノ)、石若駿(ドラム)
脚本:NUMBER 8
アニメーション制作:NUT
配給:東宝映像事業部
©︎2023 映画「BLUE GIANT」製作委員会 ©︎2013 石塚真一/小学館
公式サイト:bluegiant-movie.jp
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