『クレヨンしんちゃん』と『シン・仮面ライダー』がコラボ 池松壮亮らがしんちゃんと共演

『シン・仮面ライダー』としんちゃんがコラボ

 テレビ朝日系にて毎週土曜日に放送中のアニメ『クレヨンしんちゃん』。3月18日の放送に映画『シン・仮面ライダー』とコラボしたエピソードが登場する。

 『シン・ゴジラ』『シン・エヴァンゲリオン劇場版』を世に送り出してきた庵野秀明脚本・監督のもと、1971年放送開始のテレビドラマ『仮面ライダー』(テレビ朝日系)をベースにまったく新しいオリジナル作品として制作された『シン・仮面ライダー』。

 コラボアニメ『しん・仮面ライダーだゾ』では、『シン・仮面ライダー』の主人公・本郷猛/仮面ライダーを演じた池松壮亮、ヒロイン・緑川ルリ子役の浜辺美波、一文字隼人/仮面ライダー第2号に扮する柄本佑が映画の役柄そのままに登場し、しんちゃんを筆頭としたおなじみのキャラクターたちとハイテンションなやり取りを繰り広げる。

 アフレコ時、池松は「難しい!」、浜辺は「あせっちゃう!!」、柄本は「早い!!!」と苦笑い。池松が「汗かいてきた……」と言うほどに現場は熱を帯び、「行くぞ! SHOCKER!!」という声を合わせるセリフや、「トォー!!」という『仮面ライダー』おなじみの掛け声も池松、柄本が息を合わせてこなした。一方、クールで勝気なルリ子を演じた浜辺は、「しんちゃんとの掛け合いは優しさも重視していました」と語った。

 今回のストーリーは、SHOCKERによって“オーグ”となってしまった園長先生とまつざか先生が、しんのすけや風間くん、マサオくんら園児を乗せたバスをジャック。そこに“雲オーグ”がやって来て、しんのすけたちを誘拐しようとするが、本郷と一文字が現れる。仮面ライダー、仮面ライダー第2号に変身した2人は、雲オーグと対峙する。一方、ルリ子は用意周到に園児たちを救うべく別行動をしていた。

 柄本は、コラボアニメの見どころを「いろんなキャラクターが一堂に会した“お祭り感”」とコメントした。

 アフレコ後、池松、浜辺、柄本を出迎えたのは、元気いっぱいのしんのすけ。仕事を終えた彼らを労いながらも、「オラみなみおねいさんに会いたかったゾ~」と体を寄せ、浜辺も「私も会いたかったよ!」と応えるなど、仲睦まじい様子を披露した。また、しんのすけから、自分と同じ5歳の頃はどんな子どもだったか質問されると、池松は「しんちゃんのマネをして母親に怒られた」、浜辺は「引っ込み思案な子どもだった」、柄本は「しんちゃんの声マネをしていた」と告白。

 最後には、しんのすけからレクチャーを受け、全員で「見れば~」とのセリフと共に体を揺らした。撮影後、池松は「まさか『クレヨンしんちゃん』にまで出演する日がくるなんて! もう二度とないであろう、“しんちゃん×仮面ライダー”の夢の共演をぜひ、お楽しみください」と自信たっぷりに語った。

池松壮亮 コメント

アニメ版を観た感想

とても光栄でした。“仮面ライダー”に自分がなった時も驚きでしたが、まさか『クレヨンしんちゃん』にまで出演する日がくるなんて! すごく楽しかったです。姪っ子たちに自慢したいと思います。

アフレコをする上で意識したこと

何かを意識している暇もなく「しんちゃんと掛け合いしてる!」と思ったら、もう終わっていました(笑)。しんちゃんと柄本さんと「せーの!」で合わせて決めゼリフもやらせて頂きました。楽しかったです。

『クレヨンしんちゃん』にまつわる思い出

長い間、この国の子どもたちの人格形成に大いに影響を及ぼしているアニメだと思います。僕もその一人ですし、周りもみんなしんちゃんのマネをしていました。しんちゃんみたいにお尻を出して、母親に「やめなさい!」と怒られていたことをよく覚えています(笑)。いつまでも大切なことを忘れずにふざけててくれる、しんちゃんには、いつまでも子どもたちの味方でいてほしいです。

視聴者へのメッセージ

まさかのコラボレーション! もう二度とないであろう、“しんちゃん×仮面ライダー”の夢の共演をぜひ、お楽しみください。

浜辺美波 コメント

アニメ版を観た感想

いろいろな『クレヨンしんちゃん』の主要なキャラクターたちとの共演がすごく嬉しかったです! なによりも、アクション仮面さんとご一緒できたのが楽しかったです。今回も、すごくカッコ良かったです! 

アフレコをする上で意識したこと

実際の『シン・仮面ライダー』の劇中では、笑ったりとかはあまりなく、もう少しクールなイメージでしたので、しんちゃんとの掛け合いは優しさも重視していました。

『クレヨンしんちゃん』にまつわる思い出

もちろんずっと大好きなアニメですが、最近、映画『嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲』『嵐を呼ぶ アッパレ!戦国大合戦』『ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん』を観たところなんです。子どもはもちろんなのですが、大人が観ても面白くて笑えるし、切なくて泣ける部分も満載で、エモーショナルさが本当に素晴らしかったです。それを観た後で、今回のお話を頂いたので、本当にビックリしましたし、余計に嬉しかったです!

視聴者へのメッセージ

しんちゃんのキャラクターとライダーが、まさに大集結と言っていいと思います! 豪華な回になって幸せでしたし、私自身も出来上がりが楽しみです。池松さんと柄本さんが掛け声を合わせてらっしゃる部分もカッコいいですし、私も一生懸命頑張りましたので、ぜひ楽しんでいただければ嬉しいです!!

柄本佑 コメント

アニメ版を観た感想

『クレヨンしんちゃん』の世界に自分がいるというだけで楽しかったですね。アクション仮面の笑い声が昔からすごく好きで、今回、ご一緒できたことはなによりの宝物になりました。

アフレコをする上で意識したこと

通常のやり取りよりも、セリフの声を張るというのは意識していました。それと展開が早いので、スピード感は重視しましたね。

『クレヨンしんちゃん』にまつわる思い出

幼少期に、しんちゃんの声マネをずっとしていました。声変わりと共にできなくなり、悔しい気持ちになったのを今でも覚えています。それと、しんちゃんに感化されて、ある時期までは自分のことを「オラ」って言ってたんですよ。友人と映画版を一緒に観に行って、お互いに涙を隠しながら鑑賞していたことなど、今回はいろいろと、懐かしいことを思い出させて頂けました。

視聴者へメッセージ

物語の設定も、きちんと仮面ライダーの世界観にも通じていて、有り難かったです。いろんなキャラクターが一堂に会した、“お祭り感”があると思いますので、お楽しみに!

■放送情報
『クレヨンしんちゃん』
テレビ朝日系にて、毎週土曜16:30〜17:00放送
©臼井儀人/双葉社・シンエイ・テレビ朝日・ADK

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