『アイランド』パート2は半人半妖の対決に キム・ナムギル&チャ・ウヌらの運命は?

『アイランド』パート2は半人半妖の対決に

 パート1から6週間の期間を経て、2月24日より『アイランド』パート2がPrime Videoで配信されている。本作は、漫画界の巨匠と呼ばれるユン・インワンとヤン・ギョンイルの同名の人気ウェブ漫画が原作となった、世界を滅ぼそうとする悪と戦う運命を持つ者たちのファンタジーアクションドラマだ。

 はるか昔、耽羅(タムラ)国だった済州島が舞台となり、ここは妖怪の情炎鬼を閉じ込める神の地とされている。大韓グループの財閥内の権力争いで問題を起こしたウォン・ミホ(イ・ダヒ)が一時的に身を潜めるために済州島にある耽羅高校の教師ボランティアとしてこの地に足を踏み入れたことで運命が動き出す。救世主の転生であるミホは次々と妖怪に襲われ、ボディガードとなったのは人間と妖怪の血が流れる“半人半妖”のバン(キム・ナムギル)。そして救世主を助けるために教皇庁から派遣された駆魔司祭のヨハン(チャ・ウヌ/ASTRO)との3人が出会う。

 物語に登場する神霊ベンジューレや臓器を食べる妖怪たちは人間に憑依する。これによりパート1ではヨハンの過去と耐えがたい苦渋の選択にフォーカスされた。幼少期に残忍を極めた出来事を経験し、生き別れの兄カン・チャニ(チェ・テジュン)と10年ぶりに再会したヨハン。しかしチャニはすでに情炎鬼となり、最悪の決断をしなければならなかった。エリート神父の一面と少年のままの笑顔を見せる両面の表情、深く傷ついた心と体と過去を背負ってきた現在を生きる姿、たった一人の家族を自ら手放す苦しみ......。ラブロマンス作品では見られなかったチャ・ウヌの新しい姿が見事に大きなハイライトを生み出していた。

 パート2の幕開けとなった第7話と第8話では、美しく神秘的な済州島とCGを駆使した妖怪の融合が加速したストーリー展開と相まって、映像ならではの独特な世界観がパワーアップして戻ってくる。見どころの1つは、本格的にスタートするバンとグンタン(ソンジュン)の戦いだろう。耽羅国の時代、グンタンはバンとともに、テジャン宗の首長ジョンリョン(パク・クニョン)に情炎鬼を殺す祓魔僧として強制的に半人半妖にされ、兄弟のように育ってきた。この地獄からバンとグンタンを助け出すと約束した少女が救世主のウォンジョンである。しかしその約束はジョンリョンによって阻まれてしまい、ウォンジョンが悲しい結末を迎えたことで3人の因縁が始まったのだ。

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