『忍者に結婚は難しい』伊賀忍者が草刈家を追い詰める 菜々緒と上白石萌音の再共演も

『忍者に結婚は難しい』伊賀が草刈家を窮追

 赤巻殺害事件の事実をさぐる蛍(菜々緒)と悟郎(鈴木伸之)。だが、真犯人として急浮上したのは意外な人物であった。『忍者に結婚は難しい』(フジテレビ系)の第8話では、蛍と悟郎が夫婦であるために、実家の家族と向き合う様子が描かれる。

 夫婦仲は改善したものの、伊賀を憎む蛍の父を説得するのは簡単ではなかった。甲賀にとって危険を知らせるサインである「運命」のメロディが流れたことで、蛍は家を出て実家に戻る。そこで悟郎と合流し、初めて父と引き合わせるのであった。しかし父は2人が結婚生活を続けることに猛反対。悟郎は必死で食い下がることになる。そんな中、悟郎を追い詰める小夜(吉谷彩子)にも重大な出来事が降りかかる。小夜は城水(市村正親)から、父の城一郎(河野達郎)が余命3カ月だと知らされるのであった。このことは未だ内密にされているものの、伊賀に混乱が迫っているのは明白。悟郎の一件、そして後継者問題が水面下で進むなか、悟郎はだんだん伊賀に不信感を抱くように。さらに赤巻殺害事件の真犯人として音無(勝地涼)の名が上がった……。

 第8話では甲賀忍者の諜報部員・山田役で上白石萌音が登場。これまでも“山田”役は広瀬アリス、板垣李光人、片寄涼太、船越英一郎など、注目の若手からベテランまで多様な俳優がゲストとして登場し、視聴者の楽しみのひとつとなっていた。今回は菜々緒と『オー!マイ・ボス!恋は別冊で』(TBS系)で共演経験のある上白石が登場したことで、ドラマファンを大いに喜ばせることに。かつては上司と部下の関係だった菜々緒と上白石の共演シーンには懐かしさがこみ上げてきた。

 物語はクライマックスに向けてさらなる盛り上がりを見せる。夫婦の絆の修復を描いた前半戦から一転、後半では蛍と悟郎がともに夫婦生活を続けるために手を取り合う。お互いに「守るから」と声を掛け合い、伊賀と甲賀それぞれからの反対を切り抜けようともがく2人を応援せずにはいられない。だが悟郎はここにきて、自らが育ってきた伊賀忍者に対して不信感を抱きはじめることになる。愛する人を失いたくないという気持ちが大きくなるほど、愛する人の家族について知るほど、その気持ちを拭いきれずにいた。育ってきた環境を見つめ直し、価値観を変えるというのは苦しいものだ。

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