『大病院占拠』和泉が鬼の仲間である可能性は? 鬼たちの目的から内通者を考察
紫鬼の正体は丹波か、相模か?
残すは、えみり(吉田帆乃華)を誘拐した紫鬼の正体。SNSなどで疑われているのが、警備部SATの管理官・丹波(平山浩行)だ。司令室で捜査一課特殊班(SIS)の管理官・和泉(ソニン)と折り合いが合わず、1人で戦況を見守っているが、紫鬼が暗躍する第5話の放送では登場しなかった。そして、第4話で人質と武蔵を交換しようとして神奈川県警本部長・備前(渡部篤郎)が「今すぐに制圧しろ」と命じたシーンでは、丹波はまずリーダーの青鬼を狙撃し突入すると提案した。仲間ならそんな指示を出すはずはないが、中身が入れ替わっていることを知っていたらどうだろうか。むしろ、備前と病院の謎を守るために早めの制圧を考えたという見方が強い。
それに同じあご髭があることからも丹波=紫鬼であると疑われているが、えみりを誘拐した時がちょうど狙撃が始まるタイミングだったので物理的に難しく、マスクを取ってトラックを運転している顔からは違うように感じられた。
また、SIS捜査員・相模(白洲迅)も同様に怪しさはある。えみりの護衛を交代した時に紫鬼に襲われるが、武蔵に発見される際の倒れた様子がわざとらしかった。ただし、警察に内通者がいると分かる盗聴器の件だが、和泉が淡路(二宮郁)に盗聴器を渡した時は既にえみりの捜索に出ていたので違うと考えられる。紫鬼は新しい登場人物ではないだろうか。
和泉が鬼の仲間である可能性は?
盗聴器の存在を知っていたのは、情報分析官の駿河(宮本茉由)と志摩(ぐんぴぃ)。しかし席が隣なら気づくだろう。残るは和泉だ。前回ラストで駿河が、「どうしてバレたんだろう、盗聴器」と言った時の和泉の表情があまりにも怪しい。さらに淡路を召喚した際に、「ご主人にはお世話になりました、素晴らしい方でした」と言われている。つまり、和泉も鬼たちと同様に大事な人を亡くしている1人だ。その死の原因が答えとなるはず。
振り返ると、備前から鬼たちへの狙撃命令が出た時、和泉は確実に動揺していた。ガソリンスタンド事件は和泉が指令し、結果的に武蔵は深い傷を負った。武蔵とは警察学校時代の同期の仲でもあり、武蔵を立ち直らせ、家族と修復させるために、武蔵の正義感を利用したい青鬼とグルになっている可能性が考えられる。
逆に武蔵を恨んでいる理由があるとするならば、ガソリンスタンド事件はSISが解決する作戦だったが、通りすがりの武蔵が勝手に割り込んでスタンドプレーを行うことで死者が出た。そうとなれば指揮官の責任問題だ。
ただし、もし和泉が鬼の仲間なら、わざわざ盗聴器を仕掛けて見つかるという一連の件をやる意味がない。意味があるとするなら、和泉が淡路に恨みを持っていて、青鬼に撃たれる展開に仕向けた、ということか。そう考えると、後輩の相模を武蔵に付けたのは、武蔵をマークすることで答えに導いている可能性もある。果たしてどうなのだろうか。
「鬼退治篇」となる後半の戦いからも目が離せない。
■放送情報
『大病院占拠』
日本テレビ系にて、毎週土曜22:00~放送
出演:櫻井翔、比嘉愛未、ソニン、白洲迅、宮本茉由、ぐんぴぃ(春とヒコーキ)、平山浩行、津田寛治、稲葉友、阪田マサノブ、笠原秀幸、筒井真理子、渡部篤郎、菊池風磨(Sexy Zone)、忍成修吾、真飛聖、柏原収史、ベッキー、水橋研二、浅川梨奈、森田甘路、大水洋介(ラバーガール)、村上淳
脚本:福田哲平、蓼内健太
演出:大谷太郎、茂山佳則(AX-ON)、西村了(AX-ON)
チーフプロデューサー:田中宏史
プロデューサー:尾上貴洋
音楽:ゲイリー芦屋
主題歌:Snow Man 「W」(MENT RECORDING)
制作協力:AX-ON
製作著作:日本テレビ
©︎日本テレビ
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