DCユニバース第1章ラインナップ発表 若き日のスーパーマン、バットマン&ロビンの新作も

DCユニバース第1章ラインナップ発表

 こんにちは、杉山すぴ豊です。ここ最近のマーベル、DCのアメコミヒーロー映画まわりのニュースや気になった噂をセレクト、解説付きでお届けします!

 アメリカ現地時間の1月31日、ジェームズ・ガン監督からDC映画についての大発表がありました! 彼とプロデューサーのピーター・サフランがCEOを務めるDCスタジオにより、DC映画再起動プロジェクトについて第1章のラインナップが発表されたのです。彼らが手掛けるDC映画世界は、改めてDCユニバース(DCU)と呼称されるようです。

 まずポイントをまとめると、

  • DCUは今後、映画・ドラマ・アニメ・ゲーム(!)を同じ世界観の中で展開する。ただし、マット・リーヴスの『THE BATMAN-ザ・バットマン-』バース、トッド・フィリップスの『ジョーカー』バース、アニメの『ティーン・タイタンズ』は、ガン監督らが仕掛けるDCUとは別バース(DC的に“エルスワールド”と言います)です。

  • 今年公開予定だった映画『シャザム!~神々の怒り~』から『アクアマン・アンド・ザ・ロストキングダム(原題)』は予定通り公開。

  • DCUの第1章(チャプター1)は、現状5本のドラマ+5本の映画でスタート

  • DCUの第1章(チャプター1)は、Gods & Monsters(ゴッズ・アンド・モンスターズ=神々と怪物たち)と位置付ける

 というものです。

 マーベルと比較しながら言うと、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)に対し、DCユニバース(DCU)。MCUのフェーズに対し、DCUのチャプター。MCUのインフィニティ・サーガに対し、DCUはゴッズ・アンド・モンスターズという位置づけになります。

 そして、ラインナップです。ガン監督とDCの発表に、いくつか僕のコメントを入れて紹介します。いずれも原題。

映画

『スーパーマン:レガシー(原題)/Superman: Legacy』

 ガン監督が脚本を手掛ける新スーパーマン映画! 若いスーパーマンを描くために、ヘンリー・カヴィルのスーパーマンをリキャストします。2025年7月11日公開。(お! 『アベンジャーズ:ザ・カーン・ダイナスティ(原題)』と同じ年です)

『ジ・オーソリティ(原題)/The Authority』

 元はDCの別レーベル、ワイルドストームから出ていたスーパーヒーローチームです。DCにおけるX-MEN的な路線を目指すのかな?

『ザ・ブレイブ・アンド・ザ・ボールド(原題)/The Brave and the Bold』

 バットマン映画です。ロバート・パティンソンの『ザ・バットマン』とは別のDCU版バットマン映画です。バットマンとその息子ダミアンがロビンとなって活躍する異色の父子もの。バットマンを誰が演じるか注目。新キャスト? ベン・アフレック? マイケル・キートン?

『スーパーガール:ウーマン・オブ・トゥモロー(原題)/Supergirl: Woman of Tomorrow』

 スーパーガールの映画です。気になるのは誰が演じるか? 『ザ・フラッシュ』でこの役を演じるサッシャ・カーレが続投するのでしょうか? ガン監督はSF映画色を強調していますね。

『スワンプ・シング(原題)/Swamp Thing』

 沼を拠点とする植物系モンスターヒーローを描きます。かつて映画化、最近ではドラマ化されましたが、なんと映画です。このチョイス、ガン監督らしい。

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「映画シーン分析」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる