『ガンニバル』最恐の大男“あの人”を演じていたのは澤井一希 特殊メイクを施す特別映像も

『ガンニバル』“あの人”のキャスト発表

 柳楽優弥主演のディズニープラス「スター」オリジナルドラマシリーズ『ガンニバル』の“あの人”を澤井一希が演じていることが発表された。

 本作は、累計発行部数215万部を超える二宮正明の同名コミックをディズニープラス「スター」日本発オリジナルシリーズとして実写ドラマ化したサイコスリラー。『岬の兄妹』『さがす』の片山慎三が監督を務めたほか、『ドライブ・マイ・カー』で第74回カンヌ国際映画祭脚本賞を受賞した大江崇允が脚本を手がけ、プロデューサーに『闇金ウシジマくん』シリーズの岩倉達哉、『ドライブ・マイ・カー』の山本晃久らが集結した。

 供花村の“人を喰っている”という噂に大きく関わり、供花村を支配する後藤家が恐れ、その存在を隠そうと必死になる“あの人”を演じたのは、オーディションで選ばれた身長195cmのモデル・俳優の澤井。2022年、『バチェロレッテ・ジャパン』シーズン2に参加し注目を集め、その後、舞台やドラマ、さらにはバラエティ番組など活躍の幅を広げている。

 出演にあたり澤井は、「素直に嬉しさと自分の未知の領域を演じるワクワク感がありました。ただ、このガンニバルという作品において“あの人”という存在がいかに重大かという事も認識していましたので、片山監督に『主演のような気持ちでやって欲しい』というお言葉を頂き、この作品は自分にかかってるんだ!という強い気持ちと覚悟で臨もうと決めました」と、強い決意を持って撮影に臨んだことを明かす。

 完成した姿を初め見た澤井は、「初めて完成した姿を鏡で見た時には、想像を遥かに超えるあの人が映っていて、驚きと感動がありました。本当に大変だったと思いますが、特殊メイクの皆さんが長時間かけて完璧に作り上げてくださったので、凄く自信を持って“あの人”になれました」と、自身も驚くほどのクオリティだったそうで、そのおかげで自信が生まれたと語る。

 また、完成した“あの人”を観たキャストたちの反応については、「凄く怖がったり再現度の高さに驚かれていたのですが、ほとんどのキャストの方が興味深々で、写真を撮ってくださり嬉しかったです(笑)」とコメント。また、演じる上でも澤井は、「演じさせて頂く上で、普通の人間では絶対にしない怪物や動物と人間の境目のような独特な動きを出す事が本当に大変でした」と述べ、「最初は全く出来ませんでしたが、撮影の約3カ月ほど前から動き指導の長谷川さんに付きっきりでみて頂き、二人三脚で少しずつあの人の動きに近づけていく事が出来ました! 是非、あの人の半端ない動きに注目して頂けたら嬉しいです!」と振り返った。

 “あの人”の特殊メイクを手掛けたのは、特殊メイクアーティストJIRO。今回のオファーがあったときは、「ファンタジーではなく、リアルな世界観に落とし込む高いレベルの特殊メイクが必要とされていることを感じ、とても大きなやり甲斐を感じました」と大きな挑戦だったと明かしている。

 デザインからマスクの彫刻・製作、義歯や手の造形に約2カ月かけて制作された“あの人”の特殊メイクは、「人間としては規格外の体躯や風貌なのですが、やりすぎるとリアルな世界観を壊してしまう恐れがありました」と、リアルな作品世界観に落とし込む上での懸念があったそうで、実際に制作する上では「村のある種異様な世界観や人物像の中にあって突出した存在感を与えなければなりません。適当な答えを導き出すことが非常に難しかったのですが、監督と何度も話し合いを重ね上手く表現できたと実感しています」とコメントを寄せた。

 あわせて、JIROが澤井に“あの人”の特殊メイクを施すタイムラプス映像が公開。顔の皮膚を緻密に作り上げるだけでなく、皺や皮膚の色、髪やひげの一本一本までが作りこまれていることが分かる映像となっている。メイキング映像には、阿川ましろ役の志水心音とじゃれ合う姿なども切り取られている。

【ネタバレ注意】“あの人”の正体は一体誰?壮絶な特殊メイクの裏側大公開|ガンニバル|Disney+ (ディズニープラス)

■配信情報
『ガンニバル』
ディズニープラス「スター」にて独占配信中
出演:柳楽優弥、笠松将、吉岡里帆、高杉真宙、北香那、杉田雷麟、志水心音、中村祐太郎、吉原光夫、六角精児、酒向芳、中村梅雀、倍賞美津子
原作:『ガンニバル』二宮正明(日本文芸社刊)
監督:片山慎三、川井隼人
脚本:大江崇允
プロデューサー:山本晃久、岩倉達哉
©2023 Disney

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