『忍者に結婚は難しい』すれ違う純愛に絡むサスペンス要素 『silent』板垣李光人も登場

『忍者に結婚は難しい』絡むサスペンス要素

 一度惹かれ合った2人なら、再び愛の炎を取り戻すことができるのだろうか。『忍者に結婚は難しい』(フジテレビ系)の第3話が放送された。蛍(菜々緒)と悟郎(鈴木伸之)は徐々に心の距離を縮めているように見えたが、思わぬことをきっかけに疑念が2人の脳裏をかすめる。

 伊賀はチャリティイベントの会場に爆弾を仕掛けたと情報を流し、甲賀をおびき寄せようとしていた。そんな中、悟郎は伊賀の“忍(しのび)”たちとチャリティイベントでの任務にあたるために、妻である蛍を誘わなければならない。蛍にもまた、伊賀の爆弾テロを止めるという指令が。チャリティイベントになんとかして潜り込みたい蛍にとって、悟郎のお誘いは好都合であった。しかし伊賀は甲賀をおびき寄せるためだけでなく本当に爆弾を仕掛けていたのだ。また事前に蛍が解除することができたメインの爆弾の他にも予備の爆弾が用意されていたのだ。危機一髪の事態に、悟郎は蛍を守ってみせるが......。

 2人のすれ違いと離婚の危機が描かれてきた今までのエピソードから一転、第3話では再び少しずつお互いを理解し合おうと歩み寄りはじめる蛍と悟郎の姿が描かれる。健気な悟郎は蛍を家に迎え入れるためにトイレや洗面台を一生懸命掃除。蛍はお腹を空かせた悟郎に夕飯を作り、悟郎は職場での何気ない話を蛍にする。2人の心のどこかには、いまだに相手と過ごす何気ない瞬間が楽しかった頃のときめきが宿っているように見えた。

 さらには、おでこを怪我した蛍に悟郎が冷却シートを貼ってあげたり、足を怪我した蛍を悟郎がおんぶする姿も。さらには爆弾の存在を知っていた悟郎が蛍に覆いかぶさって守るなど、思わずキュンとしてしまうシーンが一気に増えた。本来なら、こうしてケンカしながらも仲睦まじく過ごしてきた2人だったのだろう。しかし“忍”であることが2人の恋の障壁となってしまう。

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