『イニシェリン島の精霊』日本版ポスター公開 コリン・ファレル、監督らのコメントも

『イニシェリン島の精霊』日本版ポスター

 2023年1月27日公開のマーティン・マクドナー監督最新作『イニシェリン島の精霊』の日本版ポスタービジュアルが公開された。

 『スリー・ビルボード』のマクドナー監督が手がける本作の舞台は、本土が内戦に揺れる1923年、アイルランドの孤島・イニシェリン島。島民全員が顔見知りのこの平和な小さい島で、気のいい男パードリック(コリン・ファレル)は長年友情を育んできたはずだった友人コルム(ブレンダン・グリーソン)に突然の絶縁を告げられる。急な出来事に動揺を隠せないパードリックだったが、理由はわからない。賢明な妹シボーンや風変わりな隣人ドミニクの力も借りて事態を好転させようとするが、ついにコルムから「これ以上自分に関わると自分の指を切り落とす」と恐ろしい宣言をされる。美しい海と空に囲まれた穏やかなこの島に、死を知らせると言い伝えられる“精霊”が降り立つ。その先には誰もが想像しえなかった衝撃的な結末が待っていた……。

 第80回ゴールデングローブ賞において、作品賞(ミュージカル・コメディ部門)、監督賞(マーティン・マクドナー)、主演男優賞(ミュージカル・コメディ部門/コリン・ファレル)、助演男優賞(ブレンダン・グリーソン、バリー・コーガン)、助演女優賞(ケリー・コンドン)、脚本賞(マーティン・マクドナー)、作曲賞(カーター・バーウェル)と、最多7部門8ノミネートを果たした本作。さらに本作を製作するサーチライト・ピクチャーズは、『ザ・メニュー』と『エンパイア・オブ・ライト』などとあわせて12ノミネートを果たした。

 『ロブスター』以来3度目のノミネートとなったコリン・ファレルは、「バンシーズ(精霊)に命を吹き込むことができたのは、チームワークの賜物であり大変な喜びです。こうして仲間一丸となって祝うことができ、家で見ているスタッフ全員を代表して祝福できるなんて、この上ない喜びです! ブレンダンと同じく“ハッピー・デイズ”。そしてゴールデングローブ賞に感謝します!」と喜びを明かした。

 マクドナー監督が製作総指揮でもあった『ザ・ガード 西部の相棒』以来3度目のノミネートとなったグリーソンは、「まさにセンセーショナルです! 感謝と共にとても興奮しております。ゴールデングローブ賞ありがとうございます。マーティン、コリン、ケリー、バリー、カーター、そして『イニシェリン島の精霊』に関わったすべての人と、この素晴らしいニュースを分かちあえることを嬉しく思います。更に愛する息子ドーナルとも、このニュースを共有することができて2倍の幸せです。ハッピー・デイズ!」と喜びを爆発させた。

 今回が初のノミネートとなったケリー・コンドンは「夢のような瞬間です。まさに夢が叶った瞬間です。ハリウッド外国人映画記者協会の皆様、本当にありがとうございます。この旅で最高の時を過ごしています」と噛み締め、マクドナー監督の『スリー・ビルボード』以来、4度目のノミネートとなったカーター・バーウェルは「マーティン、コリン、ブレンダン、ケリー、バリーと共に、この類稀なる作品でノミネートされたことを大変光栄に思います。あらゆる意味で心強い限りです」と語った。

 あわせて公開された日本版ポスタービジュアルは、ファレル演じるパードリック、グリーソン演じるコルムの2人の親友の横顔が写された日本オリジナルデザインで、マクドナー監督本人がお墨付きを与えている。

■公開情報
『イニシェリン島の精霊』
2023年1月27日(金)公開
監督・脚本:マーティン・マクドナー
出演:コリン・ファレル、ブレンダン・グリーソン、ケリー・コンドン、バリー・コーガンほか
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
2022年/イギリス・アメリカ・アイルランド/原題:The Banshees of Inisherin
©︎2022 20th Century Studios. All Rights Reserved.
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