マーティン・マクドナー監督最新作『イニシェリン島の精霊』2023年1月公開  予告編も公開

『イニシェリン島の精霊』2023年1月公開

 『スリー・ビルボード』のマーティン・マクドナー監督最新作『The Banshees of Inisherin(原題)』が、『イニシェリン島の精霊』の邦題で2023年1月に日本公開されることが決定し、あわせて予告編が公開された。

 本作は、第74回ヴェネチア国際映画祭で脚本賞、続く2017年度トロント国際映画祭で最高賞の観客賞を受賞、さらに主演のフランシス・マクドーマンドに2度目のアカデミー賞主演女優賞をもたらした『スリー・ビルボード』のマクドナーの最新作。

 本作の舞台は本土が内戦に揺れる1923年、アイルランドの孤島、イニシェリン島。島民全員が顔見知りのこの平和な小さい島で、気のいい男パードリックは長年友情を育んできたはずだった友人コルムに突然の絶縁を告げられる。急な出来事に動揺を隠せないパードリックだったが、理由はわからない。賢明な妹シボーンや風変わりな隣人ドミニクの力も借りて事態を好転させようとするが、ついにコルムから「これ以上自分に関わると自分の指を切り落とす」と恐ろしい宣言をされる。美しい海と空に囲まれた穏やかなこの島に、死を知らせると言い伝えられる“精霊”が降り立つ。その先には誰もが想像しえなかった衝撃的な結末が待っていた……。

 主人公パードリックを演じるのは、コリン・ファレル。マクドナー監督とは『ヒットマンズ・レクイエム』『セブン・サイコパス』に続き、3度目のコラボレーションとなる。コルム役には『ヒットマンズ・レクイエム』でもファレルと共演したブレンダン・グリーソン。さらに『聖なる鹿殺し』『エターナルズ』のバリー・コーガン、そして『スリー・ビルボード』に引き続きケリー・コンドンが共演する。

『イニシェリン島の精霊』予告編

 公開された予告編は、才気に満ちたセリフの応酬とともに喜劇と悲劇のはざまを揺れ続け、突然訪れるクライマックスに震撼する映像となっている。本作は8月31日から開幕する第79回ヴェネチア国際映画祭でのコンペティション部門でのワールドプレミアに続き、9月8日から開催のトロント国際映画祭での北米プレミアも決定している。

■公開情報
『イニシェリン島の精霊』
2023年1月日本公開
監督・脚本:マーティン・マクドナー
出演:コリン・ファレル、ブレンダン・グリーソン、ケリー・コンドン、バリー・コーガンほか
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
2022年/イギリス・アメリカ・アイルランド/原題:The Banshees of Inisherin
(c)2022 20th Century Studios. All Rights Reserved.
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