北野日奈子、役作りでも活きる乃木坂46時代の経験 「イメージで思い浮かぶのはメンバー」
9月から10月にかけてMBSで放送された『少年のアビス』のヒロイン・青江ナギ役の好演も記憶に新しい北野日奈子が、船越英一郎、山村紅葉、西村まさ彦、高島礼子、名取裕子、内藤剛志らベテラン俳優が集結した『警視庁考察一課』で、大東京警察署の庶務係・北野美奈子を演じている。今年4月の乃木坂46卒業後、舞台やドラマなど演技面での活躍が目覚ましい北野。10月には自身のYouTubeチャンネルも開設し、新たな一面を見せている。そんな北野にインタビューを行い、演技面での成長やYouTube開設への思いについて話を聞いた。【インタビューの最後には、コメント動画&サイン入りチェキプレゼント企画あり】
「いろんな人たちに“目の奥がいい”って言っていただけた」
ーー『少年のアビス』に続いてのドラマ出演になりますね。
北野日奈子(以下、北野):そうですね、ありがたいことに……。今回の『警視庁考察一課』は『少年のアビス』とはまた全然違う雰囲気で、ずっと同じ場所(撮影スタジオ)で撮影するのも初めてなんです。短い期間で本当にいろんな初めてのことを経験させていただけているので、来年はプロになっているんじゃないかなって(笑)。
ーー頼もしい発言ですね(笑)。
北野:いや、すみません(笑)。でもまさか自分が警察になるとは思ってもみなかったです。
ーーそれもそうですし、共演者も大ベテランの方々が集結されていますよね。
北野:そうなんですよね。最近「物怖じしないよね」とよく言われるんですけど、もしかしたらそうなのかもしれないなと……。というよりも、たぶん自分がいま何をしているのかをちゃんと理解していないというか、とりあえず出された課題を一生懸命こなすことで頭がいっぱいな気がします。いまもこのドラマを毎週「へへへ」って笑いながら観ているんですけど、2年後とかに冷静になって観てみたら、「私はなんてすごいドラマに出ていたんだ!」と思うんじゃないかなと。たぶん実感するのが遅いタイプなんですよね。
ーーまだ撮影中で放送真っ只中のタイミングだったら確かにそうなるかもしれませんね。まだ終わって間もないですが、初の連ドラヒロインを務めた『少年のアビス』はご自身の中である程度冷静に捉えることができるようになりましたか?
北野:なんでかわからないんですけど、いろんな人たちに「目の奥がいい」って言っていただけたんです。それはナギちゃん(青江ナギ)のダークさを北野日奈子として表現できていたということだと思うので、自分なりにいろんなことを吸収できているのかなとは思いました。共演していた松井玲奈さんにもそう言っていただけたので、それもすごく嬉しかったです。
ーーそれは嬉しい言葉ですね。立て続けにドラマに出演されて、やはり注目される機会も増えていると思うのですが、ご自身でそういう実感はありますか?
北野:それが本当にすごくなっていて。私のファンの方もそうなんですけど、乃木坂のファンの方からも「きいちゃんって演技できるんだ!」という嬉しい反応をたくさんいただいています。あとなぜか声を褒めていただくことが多いですね。それは舞台をやらせていただいたおかげだと思うんですけど、私の声が結構聞き取りやすいみたいで。持って生まれたものでもあるのですが、努力でもっと伸びるところもあると思うので、これからも伸ばしていきたいなと思います。