岡田将生&中井貴一、『ザ・トラベルナース』クランクアップ 「泣くと思ってなかった!」

岡田将生ら、『ザ・トラベルナース』撮了

 テレビ朝日系木曜ドラマ『ザ・トラベルナース』に出演している岡田将生と中井貴一がクランクアップを迎えた。

 本作は、『ドクターX ~外科医・大門未知子~』(テレビ朝日系)の生みの親である脚本家・中園ミホが手がける医療ドラマ。

 手術場で医師を補助し、一定の医療行為を実施できる看護資格を持つ、一見感じが悪いけどアメリカ仕込みの優秀なナース・那須田歩(岡田将生)。そして、柔らかすぎるほどの物腰なのに、ここぞという場面では痛烈な一言で理不尽な体制や思想を一刀両断する謎多きスーパーナース・九鬼静(中井貴一)。熱き哲学を持った2人のトラベルナースが、患者ファーストで医療現場を改革していく。

 12月1日放送の第7話では、歩や静とも交流を深めてきた大学生・三上礼(荒木飛羽)が、ずっと夢だった映画制作を実現できるチャンスをゲット。キラキラした表情で、撮影準備を進めるも、その矢先に礼のがんが、外科的治療が極めて困難な状態にまで進行していることが判明。さらに、息子に1日でも長く生きてほしいと願う母・七海(青山倫子)から治療に専念するよう言われた礼は、夢を断念しようとする。やるせない気持ちを募らせながらも、ただ見守ることしかできない歩。ところが、静は諦めずに映画を撮るよう、礼を鼓舞する。

 全ての撮影を終えた岡田は、中井やスタッフたちの顔を改めて見渡し、「この撮影期間、本当に至らないところが多々あったと思います。だけど、皆さんの毎日の情熱や優しさに、ものすごく助けられました」とコメント。その瞳からは涙があふれ出した。岡田は「泣くと思ってなかった……!」と照れ笑いを浮かべつつも、力強い声で「後悔はありません! 皆さんとお仕事できたことは、僕にとって財産です」と締めくくった。

 そんな岡田と本作で11年ぶりに再共演した中井は、「岡田くんの成長ぶりを感じながら、とても時間を過ごせました」と述懐した。

 また、最終章の放送に向けて、これまで番組公式Twitterで公開されてきた「爆笑かわいいNG集」が、第7話の放送後よりテレビ朝日公式YouTubeチャンネルで一挙配信されることが決定。NG集には、ベッドメイキングに失敗する岡田や、菜々緒が「ウソでしょ!?」と仰天した六角精児の様子が収められている。

コメント

岡田将生

この撮影期間、本当に至らないところが多々あったと思います。だけど、皆さんの毎日の情熱や優しさに、ものすごく助けられました。泣くと思ってなかった……! こうやって泣くのも久々なんですけど、本当に楽しかったです。こんなに素敵な作品を僕に任せてくださって、本当にありがとうございます。貴一さんもありがとうございました。後悔はありません! 皆さんとお仕事できたことは、僕にとって財産です。

中井貴一

とっても久しぶりに民放の連ドラをやらせていただきました。自分は映画でデビューして今年で42年目になるのですが、本当にいろんなことを教えてもらったのはテレビドラマです。映画が“ふるさと”だとするならば、テレビドラマは“都会に出ていろんな社会経験を積ませてくれた場所”。ここ数年、テレビドラマがあまりよくないという話を聞くと、自分が育てられた場所を悪く言われているような気がして、なんとか「絶対にテレビドラマは悪くない!」ということを証明できたらと思っています。今回の現場では、岡田くんの成長ぶりを感じながら、とても良い時間を過ごせました。

■放送情報
『ザ・トラベルナース』
テレビ朝日系にて、毎週木曜21:00~21:54放送
出演:岡田将生、中井貴一、菜々緒、安達祐実、恒松祐里、泉澤祐希、宮本茉由、野呂佳代、池谷のぶえ、吉田ウーロン太、前原瑞樹、柳葉敏郎、浅田美代子、寺島しのぶ、松平健ほか
ナレーション:遠藤憲一
脚本:中園ミホ
音楽:沢田完
エグゼクティブプロデューサー:内山聖子
プロデューサー:峰島あゆみ、大垣一穂、山田勇人、多湖亮太
演出:金井紘、片山修、山田勇人
制作協力:ザ・ワークス
制作著作:テレビ朝日
©テレビ朝日
公式サイト:https://www.tv-asahi.co.jp/the_travelnurse/

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「国内ドラマ情報」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる