銃乱射事件の被害者家族と加害者家族の対話を描く 『対峙』2023年2月10日公開決定

銃乱射事件の6年後を描く『対峙』公開決定

 銃乱射事件の被害者家族と加害者家族による対話を描くアメリカ映画『Mass(原題)』が、『対峙』の邦題で2023年2月10日に全国公開されることが決定した。

 アメリカのある高校で生徒による銃乱射事件が発生し、多くの同級生が死亡。犯人の少年もそのまま校内で自ら命を絶った。それから6年、事件で息子を殺された“被害者”の両親と、事件を起こした“加害者”の両親が、セラピストの勧めで対面することになる。

 本作は、ほぼ全編が主要キャスト4人による密室の会話劇で構成され、英国アカデミー賞をはじめ各国の映画賞81部門でノミネート、釜山国際映画祭フラッシュフォワード部門観客賞をはじめ各国の映画賞43部門で受賞した。

 監督を務めたのは、映画『キャビン』やTVシリーズ『ドールハウス』などで知られる俳優出身のフラン・クランツ。本作が初監督・初脚本作品となる。

 “加害者”の父親を演じるのは、『ハウス・オブ・カード 野望の階段』シリーズのリード・バーニー。そのかつての妻で加害者の母親を『へレディタリー/継承』のアン・ダウド、その2人と対峙することになる“被害者”の父親を『ハリー・ポッターと秘密の部屋』のジェイソン・アイザックス、その妻で被害者の母親を『グーニーズ』のマーサ・プリンプトンがそれぞれ演じる。

 あわせてビジュアルと特報映像も公開。ビジュアルには、対話に臨む4人の目元と、物語の大部分を占める個室にぽつんと置かれたテーブルと4脚の椅子が切り取られている。悲劇から6年を経て対面をすることになった4人の胸の内を代弁するような「なぜ なにを 話す?」というキャッチコピーが添えられた。

映画『対峙』特報映像

 特報映像は、加害者の母が今にも泣き出しそうな悲痛な表情で告げる「私は人殺しを育てた」という言葉で幕を開ける。続いて被害者の母が「あなたの子が息子を殺したからよ」と無表情で相手にたたみかけ、被害者の父が激しく机をたたきながら「あの子がどう死んだか分かってない」と感情を爆発させる。さらに、加害者の父が「我々は世間に憎まれ続けた」とどこか冷静に語る姿など、教会の個室という密室で繰り広げられる4人の対話の様子が捉えられている。

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■公開情報
『対峙』
2023年2月10日(金)TOHOシネマズ シャンテほか全国公開
監督・脚本:フラン・クランツ
出演:リード・バーニー、アン・ダウド、ジェイソン・アイザックス、マーサ・プリンプトン
配給:トランスフォーマー
2021年/アメリカ/英語/111分/ビスタ/カラー/5.1ch/映倫G
© 2020 7 ECCLES STREET LLC
公式サイト:https://transformer.co.jp/m/taiji/
公式Twitter:@taiji_movie

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