藤ヶ谷太輔がラブコメでテレ朝ドラマ初主演 ヒロイン・関水渚に振り回される下宿管理人に

藤ヶ谷太輔、ラブコメでテレ朝ドラマ初主演

 Kis-My-Ft2の藤ヶ谷太輔が主演を務める連続ドラマ『ハマる男に蹴りたい女』が、2023年1月期のテレビ朝日オシドラサタデー枠で放送されることが決定した。

 『逃げるは恥だが役に立つ』『東京タラレバ娘』『パーフェクトワールド』などを生み出したコミック誌『Kiss』(講談社)で連載中の天沢アキによる同名コミックを連続ドラマ化する本作。連続テレビ小説『てっぱん』(NHK総合)、『ゴシップ #彼女が知りたい本当の○○』(フジテレビ系)の関えり香が脚本を手がける。

 藤ヶ谷演じる挫折した元エリートが、ひょんなことからレトロな下宿の管理人となり、そこで最低最悪な出会いを果たした住人のズボラ女子に振り回されることになる。一緒に生活するうちに、お互い相手のことが気になり始めるが、これまでエリート人生を歩んできた管理人と、何かと彼に突っかかるズボラ女子は、なかなか素直になれず……。

 本作がテレビ朝日のドラマ初主演となる藤ヶ谷は、主演を務めるにあたり、「お話をいただいて驚きましたが、今まであまり視野に入れていなかった“キュン”のジャンルに挑戦することで、面白いことに繋がるんじゃないかなと思いました。でも“キュン”って難しい(笑)!」と心境を語った。

 そんな藤ヶ谷が本作で演じるのは、ひょんなことからレトロな下宿の管理人となる大手飲料メーカーの元エリート社員・設楽紘一。商品開発を担当するエース、美人で料理上手な妻とタワマン暮らしと、エリート街道まっしぐらだった紘一だが、上司の反感を買って事実上のリストラに。さらに、離婚届を残して妻もいなくなってしまうという悲劇の連鎖に見舞われる。「リストラされるくらいなら!」と自ら会社を辞めた紘一は、レトロな下宿・銀星荘で、住み込みの管理人として働くことになるが、そこで出会ったのは住人のズボラお仕事女子・西島いつか。やたら突っかかられるたり、顎でこき使われたり、すっかりいつかに振り回されっぱなしの紘一は、ある夜、彼女に突然押し倒される。

 オモテの顔はWeb制作会社で働く“キラキラ女子”、その実態は“超絶ズボラ女子”というギャップの激しい銀星荘の住人・西島いつかを演じるのは関水渚。映画『町田くんの世界』で俳優デビューを果たし、「第62回ブルーリボン賞」をはじめ多数の新人賞を受賞。その後も映画『コンフィデンスマンJP プリンセス編/英雄編』、ドラマ『元彼の遺言状』(フジテレビ系)などに出演、2023年には大河ドラマ『どうする家康』(NHK総合)への出演も決定している関水は、本作がラブコメ初挑戦。「がっつり恋愛ものの作品にでたことがなくて、やってみたかったのでうれしいです」と出演への喜びを語った。

 さらに、関水は「原作を読ませていただいて、いつかちゃんが大好きになりました」と語りつつも、「結構グイグイ攻めて行くので、この役を自分がやるのかと思うと、おぉ……すごいなという感じです(笑)」と苦笑いして見せた。

 また、本作が初共演となる藤ヶ谷と関水は、ビジュアル撮影の日に初対面を果たした。「初めまして」の挨拶を交わした直後、スタジオで撮影に臨んだのは、本作の放送決定とあわせて公開された密着ショット。関水が藤ヶ谷を押し倒し、上に乗っかるという撮影で、周囲からは「ネクタイを引っ張って!」「もっとシャツをはだけて!」、さらには「関水さんが“あごクイ”してみましょう」と激しい注文が飛び交った。藤ヶ谷が「お互いの呼び方を決めよう!」と声を掛けるなど、関水の緊張をほぐすひと幕もあり、和やかな雰囲気で撮影は進んだ。

 撮影後、藤ヶ谷は「いきなり距離の近い撮影をしたおかげで、すでにチームワークが出来上がったと思います(笑)」と笑顔を見せた。

藤ヶ谷太輔(設楽紘一役)コメント

出演が決まった時の心境

最近出させていただいた作品は、ちょっと重めのものが多かったんです。だから今回、お話をいただいた時は、なんで僕なんだろうって驚いたんですが(笑)、別のジャンルにトライすると面白いことに繋がるんじゃないかと思いました。あと、僕がやりたい役ややりたい作品って“キュン”がないので(笑)、応援してくださっているファンの皆さんは“キュン”が見たいと思ってくれているんじゃないか…というのもちょっとあって。きれいごとに聞こえるかもしれないんですけど、今まであまり視野に入れていなかった“キュン”のジャンルに挑戦することで、少しでもファンの皆さんに恩返しできたらいいなと思っています。

原作を読んだ感想

実は僕、少女マンガを読んだことがないんです。今回初めて読んだので、“少女マンガの読み方”がわからなくて戸惑いました。いろんな方にお話を聞くと、「こういう展開がきたら、絶対ここから面白くなる」とかお約束のようなものがあるらしくて、それが全然わからなかったです(笑)。あと、個人的には、どういうところが読者の“キュン”に繋がるのかもよく分からなくて(笑)。男性は別にキュンとさせようとしてやっているわけじゃないけど、女性には響くのか……とか。まだまだ“キュン”って難しいなと思うことばかりなんですが(笑)、原作の雰囲気や良さはそのままに、チーム一丸となって、いいものをお届けできるよう頑張ります。

“ラブコメ”というジャンルへのアプローチ

コメディーってお芝居のジャンルの中でも、めちゃめちゃ難しいと思うんですよね。泣かせるパターンは無限にあるらしいんですけど、笑わせるのは数パターンしかないらしいんですよ。狙いに行きすぎてもスベるし……。さらにラブコメというあまり触れてこなかったジャンルなので、早めに感覚をつかみたいなと思っています。女性のスタッフさんがすごく多いので、今は「髪型はこれ」「衣装はこれ」と言われるがままにすべてを委ねています(笑)。それによって新しく見えてくることもあると思うので楽しみです。

初共演となる関水渚の印象

40分ぐらいに前にお会いしたばかりで、いきなり距離の近い撮影をしたんです。その撮影では“あごクイ”をされるカットもあったんですよ。会ったばっかりの年上相手に“あごクイ”って気を遣いますよね? だから「お好きにどうぞ」という感じでお任せしたら、「先輩、失礼します!」って言いながらクイッとされました(笑)。ほかにもネクタイを引っ張れとか、シャツをはだけろとか、初対面で戸惑う僕たちとスタッフさんの温度差がすごかったです(笑)。でもそのおかげで、すでにチームワークが出来上がったと思います。お互いの呼び方を決めて、僕は「なぎちゃん」と呼ばせていただくことになりました。
どの現場でもそうなんですけど、せっかく限られた時間の中でご一緒するわけですし、その作品でしか会えない方もいらっしゃるので、お互い気を遣わずに楽しく撮影できたらいいなと思います。

視聴者へのメッセージ

この作品は、30代の仕事のポジションや、やらなきゃいけないことなど、リアリティーのある部分もたくさん含まれているドラマです。そういう会社員としてのリアルも描かれていますので、僕のように少女マンガ初心者の方にも楽しんでいただけると思います。今はまだまだ大変なことが多い状況ですけど、
ドラマのオンエア中30分間は、いろんなことを忘れて気楽に楽しんでいただけたらうれしいです。ひょっとしたら、“この時間を楽しみに1週間頑張れる”なんてこともあるかもしれないですし、見てくださった方の心が少しでも軽くなったらいいな、と思います。

関水渚(西島いつか役)コメント

出演が決まった時の心境

がっつり恋愛モノの作品に出たことがないんですが、ずっとやってみたかったんです。だから、お話をいただいた時は、「私もラブコメができるんだ!」って、すごくうれしかったです。

原作を読んだ感想

私が今まで読んできた少女マンガは、「好きだけど、私には叶わない相手だから……」みたいな感じのものが多くて、女子の方からグイグイ行く作品がなかったんです。だから、この原作を読んだ時は、「新しいな!」と思いました。いつかちゃんも結構グイグイ攻めて行きますし、“頭の中がお花畑”みたいになっていないので(笑)、男性でも読みやすいんじゃないかなと思いました。ただ、ドラマ化するにあたっては、自分がここまで攻めるのか、おぉ……すごいなって思いました(笑)。私は、原作を読んでいつかちゃんのことがすごく好きになったんです。共感する部分も多いし、似ていない部分も含めてすごく愛おしい女の子なんですよね。だから、その大好きないつかちゃんを大事に演じていきたいなと思います。

“ラブコメ”というジャンルへのアプローチ

先日、仮の台本をいただいて、いつかちゃんの気持ちを読み解いたりしながら読ませていただいたんですが、今はラブコメということはあまり意識せず、いつも通りやってみようかなと作戦を立てているところです(笑)。でもたぶん、ラブコメのプロの方たちからしたら「もうちょっとこうした方がいい」など、いろいろな意見があると思うので、そういうのを教えていただきながら楽しくやっていけたらなって思ってます。

初共演となる藤ヶ谷太輔の印象

芸能界の先輩です! 「初めまして」ってご挨拶してすぐに距離の近い撮影をしたんですけど、本当に先輩が優しくて……ありがたいことに“たいちゃん”と呼ばせていただくことになりました(笑)。

視聴者へのメッセージ

いつかちゃんと設楽さんはなかなか素直になれるタイプじゃないから、“いろんなアクシデントが起きて、それによって距離が縮まっていく”ということをプロデューサーさんからお聞きしました。私もまだどうなっていくのか全然わからないんですが、たぶん視聴者の皆さんがキャーッってなるようなアクシデントが起こるんだと思います。皆さんに楽しんでいただけるように、私も全力で頑張ります!

天沢アキ(原作)コメント

『ハマる男に蹴りたい女』のドラマ化が決定してうれしいです。
私がTVで拝見していた藤ヶ谷さんはスマートで爽やかな印象なので、エリート人生から転落したちょっと情けない設楽をどう演じてくださるのかとても楽しみです。
関水さんもフレッシュな魅力あふれる方で、すごく可愛いいつかになりそうでワクワクしています。
素敵なキャストやスタッフの方々によってどんなドラマになるのか今から放映が待ち遠しいです。

■放送情報
『ハマる男に蹴りたい女』
テレビ朝日系にて、2023年1月スタート 毎週土曜23:00~23:30放送
出演:藤ヶ谷太輔、関水渚
原作:天沢アキ『ハマる男に蹴りたい女』(講談社『Kiss』連載中)
脚本:関えり香
監督:片山修、中前勇児ほか
ゼネラルプロデューサー:中川慎子
プロデューサー:田中真由子、尾花典子、平林勉、森田美桜、小林麻衣子
音楽:木村秀彬
制作協力:AOI Pro.
制作著作:テレビ朝日、ジェイ・ストーム
©︎テレビ朝日

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