りかりこは自分のクローンがいたらどうする? SFスリラー『デュアル』を語り尽くす

りかりこが語り尽くす『デュアル』

「りかりこ」のまわりの人がまだ気付かない“違い”は?

――サラとダブルは、似ていながらも明確な違いがあると思います。りかさんとりこさんにも、まわりの人がまだ気付かない“違い”はありますか?

りか:りこの方が服のセンスがちょっと悪い(笑)。いつもインスタには、かわいくお洒落して載せているけれど、実は出かけるときに着替えるたび、りかに「これどう?」と聞いてくるんですよ。りこは自分でパッと決められないんです。でも、そこでりかが「組み合わせおかしいよ」って言ったら不機嫌になる。だったら聞かなければいいのにと思うのですが、結局りこは、ちゃんと着替え直して出かけるんです(笑)。

――りかさん、りこさんの今日の衣装には映画の世界観が感じられますね。これは、どちらが考えたんですか?

りか:組み合わせは、りかが決めました。

りこ:だいたい決定権はりかにありますね。私にあまり意思がなくて、何でもりかにおまかせしているんです。髪型も一緒の美容師さんにお願いして揃えていますが、したい髪色、髪の長さ、切りたいタイミングは全部りかが決めています。別に揃えなくてもいいのですが、揃えた方が双子感もあるし、私はこだわりがないから全部任せちゃう。

――本作には思いもよらぬラストが待ち受けていますが、それを観たときにどんな印象を抱きましたか?

りこ:想像する展開とあまりにも違っていて2人で息をのみました。自分の想像していた物語とは全然違う方向に進んでいって、それがすごく面白かったです。ラストが私にはちょっと理解できなくて、2人で話しました。りかがたくさん説明してくれたおかげで納得できて、そこも含めて楽しかったです。後になって色々わかっていく部分を2人で推理し合うのも楽しみの一つになりました。

りか:この映画のことは、本当にたくさん2人で話し合ったね。

――最後に作品の見どころを聞かせてください。

りか:まさに、誰かと一緒に考察しながら観られる映画なので、その時間も楽しいと思います。見終わった後も色々と話し合いたくなるので、時間を共有して楽しめる作品だなと思いました。

りこ:自分が思っていたことと全く違う方向に話が進み、予想外のことが起きる。そこがすごくおもしろかったです。それこそ、りかとも話しましたが、映画を見終わった後にみんなで話したくなるような作品ですね。映画を観ているときだけでなく、終わってからも味わいの残る作品でした。

■公開情報
『デュアル』
全国公開中
出演:カレン・ギラン、アーロン・ポール、ビューラ・コアレ、テオ・ジェームズ
監督・脚本:ライリー・ステアンズ
撮影:マイケル・ラーゲン
編集:サラ・ベス・シャピロ
製作:ネイト・ボロティン、アラム・ターツァキアン、リー・キム、ライリー・ステアンズ、ニック・スパイサー、マキシム・コットレイ
提供:ニューセレクト
配給:アルバトロス・フィルム
2022年/アメリカ映画/英語/95分/ビスタ/5.1ch
©2021 Dual Productions, LLC All Rights Reserved.
公式サイト:dual-movie.jp

■リリース情報
りかりこ『No worries!』
10月12日(水)配信スタート
作詞・作曲:渡辺泰司

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