あの妖怪たちが手元に! 老若男女を惹きつける『妖怪シェアハウス』シリーズの魅力を解説
さらに前作から引き続き支持を集めるのが、「むか~し、むかし」と、座敷わらし・詩子さんによる心身に染み渡るわらべ歌と、妖怪たちの背景を独特なアニメで紹介していく、劇画とアニメーションを合わせた通称“ゲキメーション”である。妖怪だけでなく、なんなら澪でさえも、コワかわいいというより、ほぼコワいアニメなのだが、このアクの強さがどうにも病みつきとなり、毎回、登場にワクワクさせられる。家族そろってファンだという声が多い本シリーズ。この“ゲキメーション”は子どもたちからの人気も高い。ちなみに制作者の宇治茶は、子どもたちに大人気のアニメ『ふしぎ駄菓子屋 銭天堂』のOP&ED映像でも知られる。
本編には印象的なセリフも数多く登場する。第3話でぬらりひょんが言う「選ばれる、選ばれないでなく、自分で選びとる人生なら後悔しても自分の責任」や、第5話の菅原道真の「呪いというのは、自分で自分にかけていることもあるんじゃよ。」「呪いにかかるも、解くも、自分次第ということじゃよ」などは、人生訓としても十分に響く。また、キュートな偽澪が登場する第6話の「あざとさは1日にして成らずなのよ!」は、松本まりかによる説得力ある名セリフとなった。
物語としては、最終話に登場のラスボスと思われた、だいだらぼっちの正体にひとひねりあるのも本作らしい。DVDの特典映像には、番外編「ほんとに映画化するん怪?」全9話やスペシャルインタビュー、メイキングなどが収録されており、最終話での柿をめぐる攻防戦のメイキングも観ることができる。
第1弾で、妖怪たちに支えられ、ひとりで立つことを知った澪。第2弾では、支えられるだけでなく、“仲間”“チーム”としての絆が強くなっているのを感じた。さまざまな魅力の詰まった本作が、人気シリーズとなったのは必然なのである。
■リリース情報
『妖怪シェアハウス-帰ってきたん怪-』
DVD-BOX発売中
価格:12,540円(税込)
<映像特典>
・PRスポット集
・スペシャルインタビュー
・井戸からひょっこりカウントダウン
・「妖怪シェアハウス-帰ってきたん怪-」番外編 「ほんとに映画化するん怪?」全9話
・放送直前!ライブ配信イベント!
・メイキング
・いたずらチャレンジ
出演:小芝風花、松本まりか、毎熊克哉、豊田裕大、井頭愛海、尾碕真花、池谷のぶえ、池田成志、大倉孝二
脚本:西荻弓絵、綿種アヤ
監督:豊島圭介、山本大輔
音楽:井筒昭雄
企画協力:古賀誠一
エグゼクティブプロデューサー:内山聖子
プロデューサー:飯田サヤカ、宮内貴子
制作協力:角川大映スタジオ
制作著作:テレビ朝日
発売元:株式会社テレビ朝日
販売元:株式会社ハピネット・メディアマーケティング
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