『シスターズ』鬼気迫る狂気を魅せたキム・ゴウン オム・ジウォンとの演技対決シーンも
Netflixで配信中の『シスターズ』。登場人物が多く、思惑と人間関係が複雑に絡み合う中、第7話、第8話では全容に至るパズルの重要なピースが一気に明かされ始めるーー。
以下、ネタバレあり
3姉妹の大叔母であるオ・ヘソク(キム・ミスク)が殺害され、そばに長女のインジュ(キム・ゴウン)が放心状態でいるのを次女のインギョン(ナム・ジヒョン)が発見する。憔悴するインジュは弔問に来たウォン・サンア(オム・ジウォン)から、ヘソクが過去にウォンリョン一家の看護師であったこと、サンアの母が亡くなった時にヘソクから「扉を閉めろ、その場面を理解できず受け入れられなければ、そのまま扉を閉めて生きていきなさい。いつか母親の死を理解できる日が来たら心の扉を開けるの」と言われたことを告げる。インジュは、扉はいつ開いたかと尋ねるが、サンアは「開いてない、そのまま生きている」と答える。ヘソクの言葉がその後のサンアの性格形成に影響を与えたことがわかる場面だ。サンアの心は今もそこに囚われたままなのだろう。
インジュとチェ・ドイル(ウィ・ハジュン)は、資金洗浄とファヨン(チュ・ジャヒョン)が隠した700億ウォンを自分たちのものにするために、シンガポールへ行くが、到着したインジュは、自分を知っているかのようにふるまう人々に会い、混乱し、ファヨンが生きて自分になりすましていると考える。一方、ドイルはシンガポールに来る前にパク・ジェサン財団理事長のジェサン(オム・ギジュン)からインジュを始末するように命じられる。ドイルはインジュの味方であると思うが、どうインジュを助けるのか、恋愛感情があるのかが気になるところだ。
次女のインギョンは、ジェサンの不正と情蘭会の闇を暴き記事にするために奔走する中で、ドイルの父親チェ・ヒジュ(キム・ミョンス)に接触する。ドイルを守るためにジェサンを殺そうとするヒジュに、報道で証言するように頼む。