オダギリジョー、山﨑賢人主演『アトムの童』出演へ 「皆さんの力になれるのであれば」

 山﨑賢人が主演を務める10月期のTBS日曜劇場『アトムの童』にオダギリジョーが出演することが決定した。

 本作は、『相棒』(テレビ朝日系)、『この恋あたためますか』(TBS系)の脚本を手がけた神森万里江による完全オリジナルストーリー。ゲーム業界を舞台に、若き天才ゲーム開発者が大資本の企業に立ち向かう姿と、周囲の人たちとの関わりによって成長していく姿を描く。山﨑は大手企業や販売元を介さず個人でゲームを制作する、通称「インディー」と呼ばれる若き天才ゲーム開発者である主人公・安積那由他を演じる。

 オダギリが日曜劇場に出演するのは、2014年放送の『S-最後の警官-』以来、約8年ぶり。本作で演じるのは、主人公の那由他と敵対する大手IT企業であるインターネット検索サービス「SAGAS(サガス)」の社長・興津晃彦。大学時代に起業し、日本最大のIT企業へと成長させた剛腕実業家で、その彼が近年力を注いでいるのがオンラインゲーム事業。その先にいったい何を目論んでいるのか。

 既存のゲーム会社から「ゲーム業界の黒船」と恐れられている「SAGAS」。一方の那由他は、かつて「ジョン・ドゥ」の名前で活動し、素性を明かさないことから「ゲーム業界のバンクシー」と称されていた。那由他にとって興津は因縁の相手でもある。そんな両者の対決は本作の大きな見どころだ。

 2006年公開の西川美和監督の映画『ゆれる』で、香川照之と兄弟役を演じたオダギリはTBSからのオファーに対し「香川さんへの恩返しのつもりで、お引き受けします」とすでに決まっている他のスケジュールを縫って撮影に臨む。オダギリは山﨑のデビュー作である2010年放送『熱海の捜査官』(テレビ朝日系)の主演であり、プライベートでのサッカー仲間。また、本作の演出とプロデューサーがアシスタント時代に一緒だったことを覚えており、今作ではチーフとして背負っていることにも嬉しさを感じたという。オダギリは「山﨑君をはじめキャストスタッフの皆さんの力になれるのであれば」とコメントしている。

プロデュース・中井芳彦コメント

オダギリジョーさんにオファーさせていただいた際、この番組の演出と私が13年前のアシスタント時代にドラマで一緒だったことを覚えていてくださいました。今作ではチーフとして背負っていることをうれしく思います、とお話しいただき感激しました。この役を受けていただき感謝しかありません。山﨑賢人さんはじめキャストのみなさま、そしてスタッフと、新たにオダギリジョーさんとともに一生懸命、真摯に『アトムの童』を作りたいと思います。

■放送情報
日曜劇場『アトムの童』
TBS系にて、10月スタート 毎週日曜21:00~21:54放送
出演:山﨑賢人、松下洸平、岸井ゆきの、岡部大(ハナコ)、馬場徹、栁俊太郎、六角慎司、玄理、飯沼愛、戸田菜穂、皆川猿時、塚地武雅(ドランクドラゴン)、でんでん、風間杜夫
脚本:神森万里江
演出:岡本伸吾、山室大輔、大内舞子、多胡由章
プロデュース:中井芳彦、益田千愛
製作著作:TBS
©︎TBS

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