向井理&斎藤工、映画『イチケイのカラス』出演決定 竹野内豊&黒木華登場の特報映像も

向井理&斎藤工、『イチケイのカラス』出演

 2023年1月13日に公開される映画『イチケイのカラス』に向井理と斎藤工が出演することが決定し、あわせて特報映像とティザービジュアルが公開された。

 講談社『モーニング』で連載された同名コミックをドラマ化した『イチケイのカラス』。東京地方裁判所第3支部第1刑事部(通称:イチケイ)を舞台に、伝家の宝刀“職権発動”(刑事訴訟法128条:“検証”に基づき、事実発見のために必要な時は裁判所主体で検証を行うことができる)を駆使し、1つ1つの事件に粘り強く向き合う、自由奔放で型破りな裁判官・入間みちお(竹野内豊)と、みちおとは対照的で、東大法学部出身で立身出世をすべく努力を惜しまず、超ロジカルなエリート裁判官・坂間千鶴(黒木華)らの活躍を描いた。

 映画の舞台は、入間みちおが“イチケイ”を去ってから2年後。岡山県瀬戸内に異動になったみちおは、史上最年少防衛大臣にまつわる傷害事件を担当。事件の背景にあった近海で起きたイージス艦の衝突事故を調べていくが、航海内容は全て国家機密。みちおは伝家の宝刀「職権発動」が通用しない難敵に挑んでいくこととなる。一方で、みちおと共に数々の事件を裁いてきた坂間千鶴は裁判官の他職経験制度のもと、みちおの隣町で弁護士として働き、町を支える地元大企業に関わる事件を担当するが、そこにある疑惑がーー。

 自由奔放なクセ者裁判官・入間みちお役を竹野内豊、超ロジカルなエリート裁判官・坂間千鶴役を黒木華が続投。本作では、坂間が裁判官の他職経験制度を利用し、“弁護士”として登場する。映画『コンフィデンスマンJP』シリーズなどの田中亮が監督、映画『プラチナデータ』やドラマ『絶対零度』シリーズ(フジテレビ系)の浜田秀哉が脚本を担当し、ドラマから引き続きタッグを組む。

 ドラマ『悪女(わる)〜働くのがカッコ悪いなんて誰が言った?〜』(日本テレビ系)やドラマ『正月時代劇 幕末相棒伝』(NHK総合)など多くの作品に出演し、舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』で主人公のハリー・ポッター役を務めている向井が演じるのは、国家権力を背景に、みちおと対峙する最年少エリート防衛大臣・鵜城英二。

 そして、今年5月に公開された『シン・ウルトラマン』でウルトラマンになる男役を演じ、2022年関東地区上半期CMランキング(ビデオリサーチ調べ)で第1位を獲得した斎藤が演じるのは、日本中を飛び回る心優しき正義の弁護士・月本信吾。裁判官から新たに弁護士として働く坂間にとって、新しい世界を魅せる頼れる兄貴的存在でもあり、次第に坂間は惹かれていく。

 2人の出演に関して、田中監督は「願っていた通りのキャスティングが決まった瞬間、嬉しさと驚きのあまり目が点になってしまいました。この映画の最も重要なゲストである二役には当初からキャスティングのイメージが明確にありました」と、熱望していたキャスティングだったことを明かす。さらに「斎藤さんと向井さんの魅力に彩られて、激しくも温かい人間模様がスクリーンいっぱいに広がりました。是非楽しみにしていてください」とコメントを寄せている。

映画『イチケイのカラス』特報【1月13日公開】

 あわせて公開された特報映像は、「職権を発動します!」という“イチケイ”ならではの、みちおの名台詞から始まる。型破りなクセ者裁判官・入間みちおと真面目すぎるエリート裁判官・坂間千鶴の相容れない2人が、今回挑むのは、国家権力。坂間の新バディとして登場した月本や史上最年少の防衛大臣・鵜城が、2人へどのように関わってくるのか。映像の中では感情をむき出しにするシリアスなみちおと、なぜか涙する坂間の姿が。“イチケイ”らしいコミカルな要素の中に重厚な人間ドラマも詰まった映像となっている。

 あわせて公開されたティザービジュアルは、法服を着て木槌を持つ裁判官らしいみちおの姿に、「今度は国を怒らせちゃった?」といつも通りのマイペース発言。他職経験制度で弁護士として働く坂間は、弁護士バッジをつけて姿を一新。法廷を背景に、凛々しい佇まいの月本と鵜城も加割っている。なお、本ビジュアルは、9月16日より全国の映画館(一部劇場を除く)にて順次掲出される。

コメント

斎藤工(月本信吾役)

新機軸で画期的なTVシリーズをいち視聴者として愉しく拝見していたので、そんな魅惑の世界線の仲間に入れて頂く事は、光栄かつ身の引き締まる想いでした。
私の演じた人権派弁護士・月本信吾の背負っているモノ、社会や地域との距離感、眼差しは、現代の司法の光と影の象徴とも言えると思います。
そして、今や世界的な撮影監督である四宮秀俊さんが田中亮監督と共に切り撮る今回の劇場版イチケイのカラスは、法律で介入出来ない地方や中央のグレーな部分にメスを入れながらも、ドラマシリーズの持つ軽やかさ、ポップさが織りなす新たなリーガル作品になるのでは無いかと、いち映画ファン、いちイチケイファンとして完成を心待ちにしております。

向井理(鵜城英二役)

オファーをいただいた時、数ある法廷ものの作品のなかでも今までと違う視点で描かれる作品という印象があったので、出演がすごく楽しみでした。連ドラからのチームに映画から参加し、初めましての方も多かったですが、その中でも違和感なく過ごせたのはチームの皆さんのおかげでした。
今回演じた鵜城英二は、野心的な政治家の面もありつつ、ステレオタイプな政治家ではない部分もあったりといろんな要素がある役です。少ない登場シーンの中でどう人間性を出していくかが難しく、現場で監督とすり合わせていきました。
僕も個人的に傍聴席に行ったことがありますが、法廷には本当に筋書きのない物語がたくさんあると思います。今作は法廷で生まれるドラマとしての面白さだけじゃなく、いろんな人たちの人間関係や張り巡らされた複雑な伏線が回収されていく爽快感がたくさんあると思いますので、ぜひ劇場で体感していただければと思います。

■公開情報
映画『イチケイのカラス』
2023年1月13日(金)全国劇場にて公開
出演:竹野内豊、黒木華、斎藤工、向井理
原作:浅見理都『イチケイのカラス』(講談社『週刊モーニング』)
監督:田中亮
脚本:浜田秀哉
製作:映画「イチケイのカラス」製作委員会
配給:東宝
©︎浅見理都/講談社 ©︎2023 映画「イチケイのカラス」製作委員会
公式サイト : https://ichikei-movie.jp
公式Twitter : @ichikei_cx
公式Instagram : @ichikei_mimamoru

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