『競争の番人』最終回に迫田孝也、袴田吉彦、若月佑美が出演 坂口健太郎が人質に?

『競争の番人』最終回に迫田孝也ら出演

 9月19日に放送されるフジテレビ月9ドラマ『競争の番人』最終回に、迫田孝也、袴田吉彦、若月佑美が出演することが発表された。

 坂口健太郎と杏がW主演を務める本作は、4月期月9ドラマ『元彼の遺言状』(宝島社)の原作者である作家・新川帆立が、『小説現代』(講談社)で連載している同名小説を映像化したもの。これまでドラマとして描かれることがなかった「公正取引委員会」が舞台となる。

 9月12日に放送された第10話で、小勝負(坂口健太郎)、白熊(杏)らダイロクメンバーと、国交省の藤堂清正(小日向文世)の対決に決着がついた。その一方で、小勝負が藤堂の不正を暴こうと無理な調査をした責任を取らされ、公正取引委員会・四国支所に異動を命じられる。

 最終回となる第11話では、迫田は四国の田舎町にあるスーパー「エースマート」の店長・松尾優を、袴田は「エースマート」の社長・大谷正和を、若月は「エースマート」の従業員・北川亜沙子をそれぞれ演じる。

 四国支所に転勤することになった小勝負が、四国のご当地パンの“みかんパン”を求めて田舎町を歩いていると、大型スーパーの「エースマート」を見つける。そこでお目当ての“みかんパン”を発見し、会計を終えた小勝負だが、壁に貼られたチラシの文字が気になり、“みかんパン”をポケットにしまって再び店内へ。店内の商品を手に取っては何かを確認する小勝負だが、その時背後から、店長の松尾(迫田孝也)に声を掛けられる。

 松尾は不審な動きをする小勝負を万引き犯だと勘違いして、そのまま事務所に連れて行ってしまう。その時、「ドン!」と大きな銃声が……。店内に響き渡る悲鳴、小勝負が駆け寄ると「エースマート」店内で猟銃を持った男が亜沙子(若月佑美)ら従業員を集めて立てこもりをしていた。男に見つかってしまった小勝負も人質になってしまう。男は「1時間以内にエースマートの社長を連れてこい!」と要求。しかし、社長の大谷(袴田吉彦)は本社がある東京にいた。立てこもり犯の男はスーパーの近所にあり、最近つぶれたケーキ屋を営んでいたことが判明。「エースマート」ができたことで、店のお客が減ってしまったと恨んでいる男が「もうこれしかない……」と行った犯行だった。

 一方、小勝負が事件に巻き込まれていることなどつゆ知らず、東京のダイロクは、大量のダンボールに囲まれてブツ読み作業中。そんなとき、小勝負からダイロクに電話がかかってくる。小勝負は事件のことは一切話さず、白熊にとある依頼をする。小勝負の頼み事をしぶしぶ引き受ける白熊、やがて小勝負が事件に巻き込まれていることを知った白熊、桃園千代子(小池栄子)、風見慎一(大倉孝二)、六角洸介(加藤清史郎)らはパニックに。

 迫田は、大河ドラマ『鎌倉殿の13人』(2022年/NHK総合)、『マイファミリー』(2022年/TBS系)、『真犯人フラグ』(2021年~2022年/日本テレビ系)、『天国と地獄~サイコな2人~』(2021年/TBS系)など、数々の話題作に出演。フジテレビ系ドラマには『魔法のリノベ』第3話(カンテレ・フジテレビ系)に出演したばかりで、出演作が続いている。今作では事件の重要人物となる松尾を演じる。

 袴田は、1991年、第4回「ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」でグランプリを受賞しデビュー。芸能生活30年を超えるベテラン俳優だ。2019年に2クール連続で放送された『あなたの番です』(日本テレビ系)では、久住という役と“袴田吉彦”本人の役で一人二役を演じた。2022年も『未来への10カウント』(テレビ朝日系)やWOWOW×ハリウッド共同制作オリジナルドラマ『TOKYO VICE』(WOWOW)などに出演。月9ドラマへの出演は、『トレース~科捜研の男~』(2019年/フジテレビ系)以来、3年ぶりとなる。

 若月は、2011年、乃木坂46の1期生オーディションに合格しデビュー。2018年にグループを卒業し、その後はモデル・女優として活動。2022年は、映画『劇場版 ラジエーションハウス』(2022年)、Netflix映画『桜のような僕の恋人』(2022年)、ドラマでは『ユーチューバーに娘はやらん!』(2022年/テレビ東京系)、さらに舞台『薔薇王の葬列』では主演を務めるなど、映画、ドラマ、舞台と各方面で活躍する。フジテレビ制作のドラマへの出演は『失恋ショコラティエ』(2014年/フジテレビ系)、『シャーロック』(2019年/フジテレビ系)に続き、今作がキャリア3作目となり、月9ドラマへの出演も3作目となる。

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コメント

迫田孝也

放送前から注目していた『競争の番人』の、しかも最終話への出演決定に全力でガッツポーズしました。小勝負を演じる坂口さんとは今回初めてセリフを交わしたのですが、いろんな作品から抱いていた坂口さんへのイメージをことごとく覆され、それはそれは楽しくてしょうがない時間でした。我々の日常からは遠い存在だと思っていた公正取引委員会が、スーパーの店長である松尾を演じることで、これほど密接に関わる部分があるのかと知って驚きました。身近な生活の中にも存在するダイロクの仕事を楽しんでいただけたらありがたいです。

袴田吉彦

久しぶりに月9のお話をいただき、内容を聞くとテレビで耳にする公正取引委員会を取り上げた話と知り、今までに無いドラマなのかな?と、興味を持ちました。田舎町のスーパーの社長役として小勝負とのやり取りが見どころかと思うのでぜひご覧下さい。

若月佑美

恨みを向ける先が違うなんて分かっていても、抱えきれないその思いをどこにどう表現したら良いか分からない結果、立てこもりをしてしまう。行動に共感は出来ませんが、犯人の思いにもなんだか胸が痛くなってしまうそんな事件だと思いました。とらわれの身でありつつも犯人が犯行に及んだ理由を知り、どうにか説得したいと思ってしまうそんな正義感ある従業員・北川亜沙子という役を頂けたことをとてもうれしく思っています。

プロデュース 野田悠介(フジテレビ ドラマ・映画制作部)

立てこもり事件で小勝負が出会う3人。迫田さん演じる松尾は会社が大好きでスタッフを大切に真っすぐ思う心優しき人。迫田さんの愚直さや優しさに包まれている温和な雰囲気にピッタリ! そんな松尾からも憧れを持たれる社長の大谷を袴田さんに演じて頂きます。クセのある社長は何かを隠している? そんな一癖ある、敵に回すと厄介そうな社長・大谷を袴田さんに体現して頂けると思いました! 若月さん演じる北川は地元を愛し、地元の人との触れ合いも大好きな人物。若月さんが持ち合わせる人懐っこさと親しみやすさがこのスーパーの活力につながっているのかなと思わせてくれます! 3人が勤務をしているエースマートとは一体どんな所なのか? ぜひ、最終回をお楽しみ下さい!

■放送情報
『競争の番人』
フジテレビ系にて、毎週月曜21:00~21:54放送
出演:坂口健太郎、杏、小池栄子、大倉孝二、加藤清史郎、寺島しのぶほか
原作:新川帆立『競争の番人』(講談社)
脚本:丑尾健太郎、神田優、穴吹一朗、蓼内健太
演出:相沢秀幸、森脇智延
プロデュース:野田悠介
制作・著作:フジテレビ
©︎フジテレビ
公式サイト:https://www.fujitv.co.jp/kyosonobannin/
公式Twitter:@kyoso_fujitv
公式Instagram:@kyoso_fujitv

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