『初恋の悪魔』は菅生新樹の飛躍の足がかりに？　菅田将暉や兄弟俳優のケースから考える

　菅田将暉の弟・菅生新樹が、現在放送中のドラマ『初恋の悪魔』（日本テレビ系）に出演する。菅生が演じるのは、境川警察署の雪松署長（伊藤英明）の息子・雪松弓弦で、9月10日に放送される第8話からの登場となる。

　菅生は大学卒業後の今年6月に、自身のInstagramを開設。「この度、本格的に俳優活動を始めることになりました！」と本格的な芸能活動の開始を発表していた。

　その後、菅生は高校野球を動画やニュースでいつでもどこでもスマートフォンやパソコンで楽しめるサービス「バーチャル高校野球」のテレビCMに出演。「建築士」篇にて、仕事に行き詰まる主人公の若き建築士を演じた。

　CMは、早乙女太一演じる上司に見守られながら働く“仕事で手を抜けない”不器用な主人公が、『バーチャル高校野球』を観ている人に遭遇、逆転ホームランで勝った試合を見て、やる気を取り戻すというストーリーだ。菅生の演技はわずか30秒ながらも、そんな主人公の青臭さと誠実さをしっかりと伝えるものだった。

　また、9月3日に開催された「第35回マイナビ東京ガールズコレクション」にも登場。そのまっすぐ前を見据える力強い眼差しが、ランウェイで存在感を放った。そして、ついにLINE株式会社と新進気鋭のクリエイターがタッグを組む、コンテンツレーベル「上下関係W」の最新作『トップギフト』（10月7日より全10話で配信）で連ドラ初出演が決定した。

　同作は家族の歪な関係を浮き彫りにする縦型ミステリードラマで、菅生は主人公となる少女の兄・山下恭四郎を演じる。地下格闘技で戦いに明け暮れている元格闘家という役どころで、物語の鍵を握るようだ。『初恋の悪魔』においても、菅生が演じる弓弦は「重要な役どころ」と紹介されている。

　弓弦の父である雪松署長は当初より不審な動きを見せており、共通点のある3つの殺人事件の真犯人ではないかとの噂が浮上。第7話のラストでは、雪松が身内の復讐ために動いていると思われる描写もあった。その息子である弓弦と事件の関わりが注目されている。