トム・ハンクス、実写版『ピノキオ』を語る アニメ版から受け継いだメッセージとは?
9月8日よりディズニープラスで独占配信される実写版『ピノキオ』で主演を務めたトム・ハンクスのコメントが到着した。
『フォレスト・ガンプ/一期一会』のロバート・ゼメキスがメガホンを取り、ディズニーを象徴する楽曲「星に願いを」を生んだアニメーション『ピノキオ』を実写映画化する本作。
ピノキオを作ったおじいさん・ゼペット役は、2度のアカデミー賞主演男優賞に輝くハンクスが演じる。また、流れ者のコオロギ、ジミニー・クリケットの声優を『インセプション』のジョセフ・ゴードン=レヴィット、ピノキオの声優を『ザ・ホーンティング・オブ・ブライマナー』のベンジャミン・エバン・アインワースが務める。
風変わりなおじいさんゼペットを演じるハンクスは、本作に込められたメッセージについて「本作は“自分自身に正直であれ”ということが描かれている。それを語るための物語なんだ」とコメント。ディズニー・アニメーション映画『ピノキオ』は、妖精ブルー・フェアリーが木彫りの人形に命を授ける。人形はピノキオと名付けられ、純真無垢で世の中のことを何も知らない彼は、やさしいおじいさんゼペットの元で暮らしている。しかし、詐欺師の正直ジョンやピノキオを金儲けのために利用しようとする人形ショーの座長ストロンボリなどと出会い、あらゆる誘惑や試練を乗り越え願いを叶える物語だ。誰かに対しても自分自身に対しても正直であることの大切さは、物語において一貫したメッセージとして描かれており、そうしたメッセージは本作にも受け継がれている。
加えて、ハンクスは「実写版『ピノキオ』は、自分自身に正直であることの大切さが描かれているよ。人は、何が大切で何が大切ではないのか、それを自分自身に問わなければならないんだ。その上で、それを突き詰めるために決断を下す。純真無垢なピノキオは、物語の冒頭では何が大切なことなのかが分からない。でも彼は時間をかけあらゆる経験をしながら、本物の人間の子供になるために必要な心の繋がりや思いやりを学んでいくんだよ」と物語のテーマについて語る。
そして、ゼメキス監督は、実写化においてアニメーション版へのリスペクトを持ち製作したことを明かし「ディズニー・アニメーション映画『ピノキオ』は、原作とは違う部分が多く、私たちはディズニー・アニメーション版のストーリーを元に描いているよ。本作はあの素晴らしいアニメーション映画のスピリッツと雰囲気とテーマが同じなんだ。でもストーリーには少しの曖昧さを残している。私たちは、観客にどう感じるべきとか、どう考えるべきかを強要したくないんだ。観客の人々はとても素晴らしい理解力を持っているので、甘やかされたあまりにも分かりやすい描き方など求めてはいないと思うからね」と、物語に余白を与えて描いたことを語っている。
■配信情報
『ピノキオ』
9月8日(木)よりディズニープラスにて独占配信開始
監督:ロバート・ゼメキス
出演:トム・ハンクス、ジョセフ・ゴードン=レヴィット、ベンジャミン・エバン・アインワース
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公式サイト:https://disneyplus.disney.co.jp/program/pinocchio.html