阿部寛×刑事×ドラムの組み合わせは破壊力抜群 豪華共演も楽しめる『異動辞令は音楽隊!』

阿部寛×刑事×ドラムの破壊力

 リアルサウンド映画部の編集スタッフが週替りでお届けする「週末映画館でこれ観よう!」。毎週末にオススメ映画・特集上映をご紹介。今週は社会人になってからドラムを始めた宮川が『異動辞令は音楽隊!』をプッシュします。

『異動辞令は音楽隊!』

異動辞令は音楽隊!

 警察音楽隊の制服を着た浮かない表情の阿部寛とドラムセットの組み合わせに、黄色で「なんで俺が」の文字。シンプルながらなかなか破壊力のあるポスタービジュアルだ……。

 『異動辞令は音楽隊!』は、まさにそのタイトルの通り、現場一筋30年の鬼刑事が、手段を選ばない行き過ぎた捜査を行った結果、最前線から警察内広報課・音楽隊への異動辞令を受けるという青天の霹靂から物語が展開していく。

 阿部寛演じる主人公の警部補・成瀬司が、高齢者を狙った“アポ電強盗事件”の捜査に挑む冒頭のシリアスな描写から一転、彼が音楽隊で出会う人々や捜査一課時代の同僚たち、そして家族との交流を経て成長していく姿を描いた本作は、老若男女どの世代にも響く普遍的な魅力がある。ベースにあるのは人間ドラマだが、刑事ものや音楽ものなど、多角的な楽しみ方ができるのも本作のユニークなところだ。

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「週末映画館でこれ観よう!」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる