イ・ジェウク「死ぬほど好きで居続けろ」 『還魂』チョン・ソミンとの関係が正念場に

『還魂』ウクとムドクの関係が正念場

 終盤に向けて盛り上がりを見せている『還魂』(Netflixで配信中)。次回の放送は完成度向上のために休止するニュースが流れた。tvNはNewsenとの取材で「終盤の完成度向上のために8月13日と14日の放送を休止する」と明かした。「続きが気になって2週間も待てない」「残念、つらすぎる.....」などの惜しまれる声が聞かれる一方、「楽しみが伸びた」と期待の声も上がっている。過去には、人気ドラマ『ヴィンチェンツォ』(2021年)でも同じ理由で放送休止することがあった。今回の第15話と第16話までじっくりと振り返り、置いていかれないようにしたい。

 イ・チョル先生(イム・チョルス/以下イ先生)の目的は、鬼狗を献上することではなく王宮に潜む還魂人への挑発だった。王宮で「帝王星を持つ者が現れる」と話したのは、チン・ム(チョ・ジェユン)らへの宣戦布告でもあるだろう。テホ国を支配しようならば、それを止める者たちが必ずや現れると。帝王星の周りにある7つの星とは、チャン・ウク(イ・ジェウク)の力となる、ムドク(チョン・ソミン)、ナクス(コ・ユンジョン)、ソ・ユル(ファン・ミンヒョン/NU'EST)、パク・ダング(ユ・インス)、チン・チョヨン(アリン/OH MY GIRL)だろう。あとの2人はまだ確定はできないが、ホ・ユノク(ホン・ソヒ)や世子コ・ウォン(シン・スンホ)の可能性もある。

 一方、ムドクへの殺人容疑は晴れたものの不信感を拭えないパク・ジン(ユ・ジュンサン)。“隠している秘密”をウクとムドクのそれぞれに吐かせるため部屋に閉じ込めるが、すぐに解放するはめに。なぜなら、二人の口から「すごく好きなんです」と恋仲を暴露されたからだ。殺されないための理由が愛の告白だなんてロマンティックすぎる。続けて、交際を反対されたダングとチョヨンは愛を選んで家出。自分の恋愛に鈍感なジンにはウクらを見習ってほしいものだ。イ先生、キム・ドジュ(オ・ナラ)との三角関係は、毎回笑いが止まらない。ホン姉妹(ホン・ジョンウン、ホン・ミラン)の脚本には息の抜けるシーンがところどころに散りばめられ、負担なく視聴者を楽しませてくれるのが嬉しい。

 イ先生は世子から戻してもらったナクスの剣をウクに渡し、「誰かがこの剣を抜いた時は殺せ」と伝える。これはムドクにナクスの力が戻ったら命はないという意味でもあるが、イ先生の意図は他にもあるのではないだろうか。ウクのために死を覚悟してムドク(ナクス)は剣を抜くのか、二人はチン・ムらと戦い、国を救える力があるのかなどを試しているようにも思える。

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