蓮佛美沙子「荒ぶる龍平さんがたくさん見られる」 工藤阿須加と松田龍平のギャップを語る

共演者が明かす松田龍平のギャップ

 撮影は冬の長野県で2カ月間に渡って行われ、蓮佛は「ほんっとうに寒かったです」「ホースで水をまけどまけど、秒で凍る」と気候との戦いとなった日々を述懐。一方、工藤は「土砂崩れが起こるんですけど、そこをリアルに再現しているんですよ。スタッフさんたちのご尽力のおかげで」と感嘆し、「現場に入った時に、『俺ら、これ本気でやらなきゃ失礼だぞ!』って(青年団メンバーを)盛り上げた」と打ち明けた。

工藤阿須加

 蓮佛、工藤ともに、主演の松田とは初共演。蓮佛は「想像の2倍しゃべる人でした」と松田の印象を語り、「初日からノンストップで話していらっしゃって、最終的に娘役の子と喧嘩したりしてて」と告白。その内容は“バミリの位置が違う”といった他愛いないものだったそうで、「どこまで冗談でどこまで本気なんだろうって、ミステリアス。そこが私はツボで、ずっと笑って見ていた」と振り返った。すると入江監督は、「撮影が過酷で、(松田が)『蓮佛さんが癒やしだ』って言ってました」と暴露。「ありがとうございます、龍平さーん!」とカメラに手を振る蓮佛の横で、「僕とは全然しゃべらない」と本音をこぼして笑わせた。

蓮佛美沙子

 また工藤は、松田に「怖そう」というイメージがあったと吐露。その上で、真顔でスーッと近づいてきた松田から「(小さな声で)寒いね」と声をかけられたと明かし、「『工藤くんは“気持ち”があるから、すごくいいと思う』って言ってくださって。松田さんから僕に近寄ってきてくれることが多くて、印象が変わりました」と笑みを浮かべた。

(左から)工藤飛鳥、蓮佛美沙子、入江悠監督

 ドラマの見どころについて、蓮佛は「荒ぶる龍平さんがたくさん見られる。新たな龍平さんの一面だなと思って、個人的に推したいです」と話し、工藤は「人間の妬み、恨み、嫉み。人の本質が見られるのが面白い」としみじみ。入江監督は「俳優さんが村の人にならないといけないので、集中豪雨に遭ってボロボロになった村を、どれだけリアリティを持って作れるかが今回の肝だった」と語り、「過酷な状況になると、人間の本性が出るじゃないですか。そういったものが、自然と俳優さんから出てきたら面白いなと思っていた」と、リアリティ溢れる映像の裏側について明かした。

■放送情報
『連続ドラマW 鵜頭川村事件』(全6話)
WOWOWプライム・WOWOW4Kにて、8月28日(日)22:00放送・配信スタート
※第1話無料放送
WOWOWオンデマンドにて、各月の初回放送終了後、同月放送分を一挙配信
※無料トライアル実施中
出演:松田龍平、蓮佛美沙子、工藤阿須加、山田杏奈、板橋駿谷、冨手麻妙、吉岡睦雄、和田光沙、宇佐卓真、眞島秀和、綾田俊樹、荒川良々、伊武雅刀ほか
原作:櫛木理宇(『鵜頭川村事件』文春文庫刊)
脚本:和田清人
監督:入江悠
音楽:池永正二
公式サイト:https://www.wowow.co.jp/drama/original/uzukawamura/

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