『還魂』イ・ジェウクとチョン・ソミンが急接近 恋文で明かされた本心と動き出す恋の行方

『還魂』恋文で明かされた本心

 チョンジン閣の術士になったチャン・ウク(イ・ジェウク)。術士の衣をまとったウクに対し、「どうだ似合うか?」「よく分からない」と答えるのが坊っちゃまと侍女の関係の二人。「師匠どうですか?」「私の弟子が誰よりも似合っている」と答えるのは師匠と弟子の関係の二人。『還魂』(Netflixで配信中)の第9話、第10話では、ムドク(チョン・ソミン)とウクの距離が“青い花”が見える以上に近づいた。

 またひとつ明らかになったのは、封印された「氷の石」を10年前に取り出したのがチン家の失踪中である長女のチン・ブヨン(ユン・へヨン)だったこと。盲目ではあるが、水の気を感じられる神力を持った子だ。天附官の副官主チン・ム(チョ・ジェユン)は、ブヨンの能力を利用して「氷の石」を手に入れた後に始末していた。と思われたが、ブヨンは“ムドク”として生きていたのだ。

 正体がバレるのを避け、ムドクとしてサリ村でひっそりと暮らしていたのだろう。そこで一緒に過ごしていたという人物が詐欺師のソイ(ソ・へウォン)。「友達に全部奪われたものを取り返す」とムドクを探している様子だったが、恐らく事実は逆だ。チン家の家紋がある眼帯を持っていることからしても、全てを奪ったのはソイである可能性が高い。ソイは“偽のブヨンを仕立てる”というチンの策略に捕まってしまうが、チン家の家紋がある眼帯は、“偽のブヨン”になりきるには好都合のアイテムだ。何よりチンヨ院の院長であり、ブヨンの母親でもあるチン・ホギョン(パク・ウネ)を騙しやすくなる。チンヨ院の扉を開けられるかの問題があるが、能力が弱まったなどと言ってチンは上手く言いくるめるだろう。そしてブヨンがムドクだと分かった今、チンに知られたらムドクは確実に消されるはず。今後のソイの動きがムドクの命にも関わってくるだろう。

 心が乱れると道を見失うソ・ユル(ファン・ミンヒョン/NU EST)。術士になったウクを祝う宴中に外でひとり座っていたのは、酔ったからではなくムドクの正体を知ってしまったから。正しい道を歩んできたユルは、ムドクが還魂人であることをソンニムに報告すべきである。ムドクの正体を明かさず、ましてや手を握るのは道を外すと同じ意味なのだ。ユルがムドクの髪に花をさしたのは自分の気持ちを伝えたのではない。これからムドク、そしてナクス(コ・ユンジョン)を守ると決意したようだった。たとえ雨の降る日に、傘を渡してあげることしかできなくても。

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