尾野真千子、安藤政信ら、『千夜、一夜』出演決定 田中裕子が夫の背中を追う予告編も
田中裕子主演映画『千夜、一夜』に尾野真千子、ダンカン、安藤政信らが出演することが決定し、あわせてメインビジュアルと30秒予告、場面写真が公開された。
本作は、『家路』(2014年)の久保田直監督最新作。北の離島の美しい港町を舞台に、理由もわからぬまま突然姿を消した最愛の夫を30年にわたり待ち続ける主人公の姿を描く。ドキュメンタリー出身の久保田監督が「失踪者リスト」から着想を得て、青木研次によるオリジナル脚本をもとに、8年の歳月をかけて完成させた。
田中は、夫の帰りを待ち続ける女性・登美子を演じる。そして、登美子とは対照的な女性・奈美は尾野真千子が演じ、登美子に想いを寄せる漁師の春男をダンカン、失踪した奈美の夫・洋司を安藤政信が演じる。
公開された予告編は、「日本の年間行方不明者数、約8万人」というナレーションで幕を開ける。舞台は北の離島の美しい港町、登美子(田中裕子)は理由も分からず突然姿を消した夫の帰りを30年間待ち続けている。登美子に想いを寄せる漁師の春男(ダンカン)が「心配だから面倒を見させてくれよ」と言い寄るも、登美子は突き放し、その気持ちに応える様子はない。そんな登美子のもとに、2年前に失踪した夫・洋司(安藤政信)を探す奈美(尾野真千子)が現れる。奈美は自分のなかで折り合いをつけ、前に進むために「夫がいなくなった理由が欲しい」のだという。そして、夫の背中を追う登美子、奈美が扉を開けた先に立っている男性の後ろ姿、海へ入っていく登美子を追う春男などのシーンが映し出されていく。
あわせて公開されたビジュアルでは、登美子が海辺の桟橋に座り、最愛の人の帰りを待ちながらどこか遠くを見つめている様子が写り、「帰ってこない理由なんかないと思ってたけど、帰ってくる理由もないのかもしれない」という、劇中の登美子の台詞が左上にコピーとして添えられている。そして、尾野、ダンカン、安藤らの場面写真が配置されている。
■公開情報
『千夜、一夜』
10月7日(金)テアトル新宿、シネスイッチ銀座ほか全国公開
出演:田中裕子、尾野真千子、安藤政信、ダンカン、白石加代子、長内美那子、田島令子、山中崇、阿部進之介、田中要次、平泉成、小倉久寛
監督:久保田直
脚本:青木研次
製作:映画『千夜、一夜』製作委員会
配給:ビターズ・エンド
2022年/日本/カラー/ビスタ/DCP/5.1ch/126分
(c)2022映画『千夜、一夜』製作委員会