金子大地&坂口健太郎が『鎌倉殿の13人』にもたらす変化 後半戦のキーパーソンに

『鎌倉殿の13人』大河初出演の3人に注目

 第23回では巻狩りの裏で、頼朝暗殺の企てが進行する。そして、その裏でもう一つ描かれるのが、義時と比奈(堀田真由)の関係性だ。比奈は比企一族の娘で、史実によれば「権威無双の女房」と呼ばれ、大変な美貌の持ち主だったと言われている。堀田真由が演じる比奈が初登場したのは第22回「義時の生きる道」から。つまりは八重と入れ替わりで登場し、頼朝と政子は傷心する義時の心を解きほぐすため、さらに比企と北条の架け橋とすべく、比奈を義時の後妻に勧めていく。

 しかし、義時は亡くなった八重のことが忘れられず、比奈自身も「自分の思いで動いたことなどございませぬ」と他人事のように縁談には気乗りがしない様子。そもそも父・能員(佐藤二朗)からは比企家の地位を盤石にするため、頼朝の側妻になるよう指示されてきたが、頼朝からは義時の後妻にと、まるでたらい回し。そんな比奈が、第23回では徐々に義時に惹かれていくこととなる。比奈は後に義時の正室となる人物。八重を思い続ける義時を、比奈がどのようにして振り向かせるのか。第22回とは大きく変化していく堀田真由の表情にも注目だ。

 金子大地、坂口健太郎、堀田真由。3人の共通点は大河ドラマへの出演が初めてであること。若き世代の俳優たち、そして後半戦のキーパーソンたちが躍動し始める。

■放送情報
『鎌倉殿の13人』
NHK総合にて、毎週日曜20:00~放送
BSプレミアム、BS4Kにて、毎週日曜18:00~放送
主演:小栗旬
脚本:三谷幸喜
制作統括:清水拓哉、尾崎裕和
演出:吉田照幸、末永創、保坂慶太、安藤大佑
プロデューサー:長谷知記、大越大士、吉岡和彦、川口俊介
写真提供=NHK

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