『明日』イム代理が母親に伝えたかった言葉 リョンとジュンギルの関係は前々世にあり?

『明日』イム代理が母親に伝えたかった言葉

 イム代理の金髪の襟足が無くなり、髪型がすっきりしたのは心境の変化だろうか。「走馬灯」の会長(キム・ヘスク)が言っていたように、永遠の冬のような人生に暖かい日が差し始めたのかもしれない。“イム・リュング”の名前の意味は“高い所で大勢を救う人”。イム代理はこの名前を胸に、死神として母親を守り人々を救っていくだろう。

 今回の一件でイム代理は“自分のことのように考える”意味を学んだそうだ。危機管理チームが始末書ばかり書いている理由は“お節介”だろう。それでもお節介は時に誰かの明日となり、チーム長のク・リョン(キム・ヒソン)が初めて笑ったように誰かを笑顔にさせるのだ。

 冷徹だけど本当の優しさを持っているのは引導チーム長のパク・ジュンギル(イ・スヒョク)だ。部下を大切にしているだけでなく、交通事故で亡くなった子どもを引導する際、見るに耐えない現場を見せないようにと死んだ人間にも配慮を欠かさない。心に残された傷は魂に刻まれ、傷が深ければ深いほど幾度となく転生が必要になる法則に対して死神としてできることを最大限にやろうとしている。そしてジュンギルとリョンの関係は前々世にあるようだ。真相を知る会長は意図的に隠しているようでもある。とすればジュンギルは悪夢の真実を知らない方がいいのだろうか。これまでの会長の言葉には引っ掛かりを感じていたが、このまま聞き逃すわけにはいかなそうだ。

■配信情報
『明日』
Netflixにて独占配信中
(写真はMBC公式サイトより)

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