黒島結菜の「一石二鳥ヤサー!」はGWを明るくする 『ちむどんどん』四兄妹の日々に変化
「優勝も就職も決めて、一石二鳥ヤサー!」
NHK連続テレビ小説『ちむどんどん』が第4週初日を迎え、久しぶりに暢子(黒島結菜)のハツラツとした声がお茶の間に響いた。
決まりかけていた就職を断り、また一から進路について考えることになった暢子。しかし、一生懸命打ち込めるようなものが何も見つからず、気塞ぎな日々を過ごしていた。そんな暢子のモヤモヤを晴らしたのは、意外な人物。かけっこ勝負で、ついに暢子の連勝記録を打ち破った陸上部キャプテンの正男(秋元龍太朗)だ。いつも元気な暢子の悩みを知り、正男は「なら体動かせ」とアドバイスを送る。
卒業後はブラジルに渡り、親戚のコーヒー農園で働くことが決まっている正男。暢子は「いいなあ」と呑気なことを言っているが、10代で家族と離れ、見知らぬ土地で働くのは並大抵の苦労ではない。それに、もし早苗(高田夏帆)が言うように本当に暢子のことが好きなら、きっと沖縄を離れたくないはずだ。それでもとにかく働いてみなければ何も分からないと体を動かす正男の清々しさは暢子の心に張っていたもやをも吹き飛ばした。
ちょうど料理部の助っ人を務めることになっていた暢子は、まずは目先にある産業まつりのヤング大会に向けて動き出す。ヤング大会とは、5つの高校が地元の特産品を使った料理を来場者に振る舞い、その投票結果で腕を競うイベント。なんとそのイベントには暢子が就職を希望する食品会社も参加することになっていた。優勝を勝ち取れば、会社へのアピールにもなると闘志を燃やす暢子。そんな彼女が考案した「やんばるそば」で山原高校は勝負に打って出ることになった。