『ローマの休日』18年ぶりに『金ロー』で放送 早見沙織&浪川大輔によるオリジナル吹替版

『ローマの休日』、『金ロー』で5月放送決定

 日本テレビ系『金曜ロードショー』にて、『ローマの休日』のデジタルリマスター版が5月6日に放送されることが決定した。

 1954年に日本公開された本作は、初主演となったオードリー・ヘプバーンとグレゴリー・ペックによるロマンティックラブストーリー。アカデミー賞で主演女優賞、脚本賞、衣装デザイン賞を受賞し、世界的に大ヒットを記録した。

 とある国の王女・アンは、親善旅行での厳しい規律とスケジュールにストレスを感じ、ローマ滞在の夜、こっそり街へ飛び出してしまう。ベンチで寝入ってしまったアンに声をかけたのは、偶然通りかかったアメリカ人の新聞記者ジョー。彼女の素性も知らず自分のアパートで休ませることに。翌朝、アンの正体を知ったジョーは、特ダネを掴もうと自分も身分を偽り、彼女にローマの街を案内することに。ローマの名所を巡る2人の間には、やがて恋が芽生え始める。

 18年ぶりとなる今回の放送では、『金曜ロードショー』オリジナルの新たな吹替版を制作。ヘプバーン演じるアン王女役を務めるのは、『鬼滅の刃』胡蝶しのぶ役や、『宇宙よりも遠い場所』白石結月役で知られる早見沙織。ペック演じる新聞記者のジョー役は、『ルパン三世』の石川五ェ門役や、『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』ギルベルト役を務めた浪川大輔が演じる。

 また、カメラマンのアービング役は『ドラえもん』スネ夫役の関智一、美容師のマリオ役は『鬼滅の刃』鬼舞辻無惨役の関俊彦、ヘネシー支局長役は『名探偵コナン』目暮警部役の茶風林が務める。

早見沙織 コメント

吹き替えオファーが来た時の心境

子どもの頃、声優というお仕事を認識したきっかけが、池田昌子さんの吹き替えのオードリー・ヘップバーン作品を見たことでした。マネージャーさんからは初め、タイトルを聞かずに「劇場版の吹き替えがある」とだけ聞いていて、その後さらっと「『ローマの休日』をやる」と言われ、それを聞いた瞬間、心拍数が上がり、手に汗握って、全身の温度が上がるかのような何とも言えないドキドキと緊張感につつまれました。

『金曜ロードショー』視聴者へのメッセージ

18年ぶりに金曜ロードショーで放送されるという事で、私自身、作品の一ファンとして放送される事自体嬉しく思ってます。まさかアン王女の役として私がたずさわる事ができるとは、本当に言葉で言い表せないくらい光栄です! こうして話しているだけで、心拍数が上がり、緊張感が走ります……。作品の中のアンの魅力、素敵なところを少しでもお伝えできるよう努めましたので、これを見て素敵な“休日”を過ごして頂けたらと思います。休日と言いつつ金曜日ですが(笑)。

浪川大輔 コメント

吹き替えオファーが来た時の心境

名作中の名作なので、喜びと共に、驚き、プレッシャーが同時に押し寄せてきました。すごく嬉しかった一方で、「本当にやるの?できるかな?」と……。グレゴリー・ペックの吹き替えはやった事がなく、とても空気感のある役者さんなので本当に緊張します。でもやはり「嬉しい!」という気持ちが一番強かったです。

『金曜ロードショー』視聴者へのメッセージ

名作が18年ぶりに「金曜ロードショー」に登場! しかも新録自体も久々です! 「名前は知ってるけどちゃんと見た事ない」という方もいらっしゃるかと思いますが、これを見て温かい気持ちになって頂けたら嬉しいです。本当に素敵な映画なので是非見てください!

■放送情報
『ローマの休日』デジタルリマスター版
日本テレビ系にて、5月13日(金)21:00~22:54放送 
監督:ウィリアム・ワイラー
脚本:ダルトン・トランボ、ジョン・ダイトン 
音楽:ジョルジュ・オーリック
出演:オードリー・ヘプバーン(早見沙織)、グレゴリー・ペック(浪川大輔)、エディ・アルバート(関智一)、パオロ・カルリーニ(関俊彦)、ハートリー・パワー(茶風林)、マーガレット・ローリングス(すずき紀子)
TM, (R) & COPYRIGHT (c) 2022 BY PARAMOUNT PICTURES. ALL RIGHTS RESERVED.

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「映画情報」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる