『SPY×FAMILY』早見沙織、ヨルの可憐さと不気味さを両立 ヒゲダンの軽やかなOPも

 テレビ東京ほかにて放送中のTVアニメ『SPY×FAMILY』。第2話「妻役を確保せよ」では、ロイドの妻役となるヨルが登場。人の話をすぐに信じてしまうほど純粋な性格である一方、殺し屋としての顔を持つヨルの二面性が面白く描かれていた。

『SPY×FAMILY』公式サイトより

 第2話は、Official髭男dismの「ミックスナッツ」のOPテーマ曲からスタート。爆発とともに車が建物から飛び出し、夜の街中を駆け抜けるスパイ劇の様子が、レトロなタッチで描かれている。その後場面は変わり、ロイド、アーニャ、ヨルの3人が人形のようなかわいらしい姿で登場。夏はビーチ、冬はスキー場など春夏秋冬でさまざまな場所に訪れている“仲良い”家族の様子を見せていく。

『SPY×FAMILY』オープニング主題歌アニメ映像/“SPY×FAMILY” Opening theme song animation

 そしてサビに入ると、スパイとしてのロイド、殺し屋としてのヨルの顔を見せる。サビまでの和やかな家族の雰囲気からのギャップがかっこいい。偽物の家族としての様子と、リアルなスパイや殺し屋などの様子を絵のタッチで描き分けていたのがユニークだ。

 第2話では、ロイドの妻役となるヨルが登場。ヨル役は、『鬼滅の刃』で胡蝶しのぶ役や『平家物語』で徳子役を演じた早見沙織が務める。人の冗談や嫌味を疑うことなくそのまま受け取り、弟想いでまじめな姉の声は優しくて透明感がある。

 だが、その一方でヨルは殺し屋としての顔も持つ。顔を紅潮させながら「息の根 止めさせていただいてもよろしいでしょうか」と淡々とターゲットに話している様子は恐ろしい。表の顔と変わらないテンションで話していたので、より一層不気味だった。

 第2話の見どころは、ロイドとヨルが出会い、“夫婦”になっていく様子だろう。ロイドは入学試験の面接時の母親役を探し、ヨルはパーティに同伴する恋人役を探していた。お互いの利害が一致した2人は、最終的に“結婚”する。

 最初にプロポーズしたのはヨルだった。密輸組織の残党からの攻撃を交わしながら、「結婚しませんか」と告げる。プロポーズを受けた時のロイドは驚き、コメディチックにずっこける。

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