賀来賢人が明かす『マイファミリー』キャストとの関係性 二宮和也は「良いお兄ちゃん」
二宮和也が主演を務める日曜劇場『マイファミリー』(TBS系)が、4月10日よりスタートした。本作は、誘拐された娘を取り返すための唯一の方法として警察を排除することを決意した夫婦が、たった2人で娘を取り返すべく戦っていくストーリー。
同作で、賀来賢人は渦中の夫妻・温人(二宮和也)と未知留(多部未華子)の大学時代の同級生であり、弁護士の三輪碧を演じている。
今回は、賀来から見た三輪の印象や、現場の様子、役者として意識していることについて語ってもらった。
異端な弁護士・三輪碧は「緩急のあるキャラクター」
ーー賀来さんが演じる三輪碧の印象を教えてください。
賀来賢人(以下、賀来):調子が良くて、一見軽い印象に見えるんだけど、実は心が優しくて、仲間思いな一面もあるキャラクターだなと感じています。あとは、緩急があるキャラクターです。普段はおちゃらけていて弁護士っぽくないのですが、いざというときは口で畳みかける一面があって、その切り替えが急に始まるような男なので、何を考えているかがわからないような人ですね。
ーー少し異色な弁護士という印象ですが、ご自身で描いている弁護士像はありますか?
賀来:嘘つき、ですかね。平気で嘘つけるような。でも正直、三輪を演じる上で、弁護士という職業はそんなに意識していないんです。僕も未だに弁護士という設定を忘れます。
ーーでは、どんなところを意識しているのでしょうか?
賀来:個人的にはそこまでないのですが、二宮さん、多部さん、濱田(岳)さんとは、元々同級生で、すごく仲が良かったという設定なので、昔からの関係性がちゃんと画面に映るように意識しています。
ーー弁護士っぽくないといえば、三輪のファッションがすごくおしゃれなのも印象的です。賀来さんからのご提案もあったのでしょうか?
賀来:着せられるがままでした(笑)。ただ、衣装合わせのときに「三輪は派手にしたい」と言われたことは覚えています。
ーー先ほど、口で畳み掛けるような一面もあるとおっしゃっていましたが、弁護士役を演じる上で勉強したことはありますか?
賀来:以前、弁護士役を演じたことがあるので、その時の知識が役に立っており、1から勉強というのはしていません。ただ、難しい用語がいっぱい出てくるので、その用語の意味は最低限調べるようにしています。
ーー撮影前は「ワクワクするような共演者と、ワクワクするストーリー」とお話しされていましたが、2月末からクランクインして、今もそのワクワク感は変わりないですか?
賀来:ワクワク感は変わらないのですが、すごく馴染んできて、ほっこりと落ち着くような関係になってきました。みんな緊張しないでしゃべれますし、世間話をしていることが多いです。特に二宮さんは、少し年上な上に僕から見たらスーパースターのような方なのに、本当の同級生みたいに接してくださるので助かっています。