『ミステリと言う勿れ』去っていくライカの後ろ姿が切ない　涙を溜めた菅田将暉の瞳

　整とライカは自然と惹かれあったが、そこには同じような痛みを抱える者同士の共鳴があったのだろう。整はライカとの別れの際に、自身の身体に大きな傷があることを告白した。楽しいことも、苦しいことも共有した2人だったが、別れは来てしまう。「整くんの痛みも代わってあげられたら良かったな」と言葉を残し、去っていくライカの後ろ姿が切ない。別れの時、そっと目を閉じ、次に開けたときには涙をたっぷりと溜め、赤くなった瞳で悲しみを表現した菅田の姿に心打たれた。

　こうして整とライカの永遠の別れが描かれた第10話だが、今回は朝ドラ『カムカムエヴリバディ』（NHK総合）から、トミー北沢を演じた早乙女太一に続いてケチ右衛門を演じる堀部圭亮が登場。犯人役で、朝ドラを彷彿とさせるしかめっ面を見せてくれた。さらにゲストで登場した志田未来は、出演時間は短いもののインパクトのある芝居で存在感を残す。毎話豪華ゲストが登場し、作品を彩ってきた『ミステリと言う勿れ』だけに、次週最終回への期待も高まる。

■放送情報
『ミステリと言う勿れ』
フジテレビ系にて、毎週月曜21:00～21:54放送
出演：菅田将暉、伊藤沙莉、尾上松也、門脇麦、白石麻衣、鈴木浩介、筒井道隆、永山瑛太ほか
原作：『ミステリと言う勿れ』 田村由美（小学館『月刊フラワーズ』連載中）
脚本：相沢友子
プロデュース：草ヶ谷大輔、熊谷理恵
演出：松山博昭、品田俊介、相沢秀幸、阿部博行
制作・著作：フジテレビ 第一制作部
(c)田村由美/小学館 (c)フジテレビジョン
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